REVIEW

リスタートはただいまのあとで

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『リスタートはただいまのあとで』古川雄輝/竜星涼

ココミ著の同名コミックを映画化した本作は、ガッツリBLという感じではなく、一つの出会いを通して、傷付いた2人の青年、光臣と大和が人生を再スタートするという内容です。光臣は家業を継がず、田舎町を出て東京に就職していましたが、上司に人間性を否定され、会社を辞めて実家に戻ってきます。そんな彼を出迎えたのは、初対面の大和。天真爛漫な大和は、大人しい光臣をグイグイと引っ張り、徐々に光臣のやる気を引き出していきます。一見、大和が光臣の心を癒して、彼を立ち直らせるだけなのかなと思いきや、光臣の問題がだんだん解決してくると、大和のほうにも大きな問題があることがわかっていきます。そんな彼等が最終的にどうなるのかは観てのお楽しみですが、その流れの中で恋愛が鍵となっていて、恋愛要素と人間ドラマの要素がバランス良く入っている物語となっています。古川雄輝と竜星涼が主人公で、コミックが原作なので、若者向けかなと思いつつ、若干古風な演出があり、そこは好みが分かれるかも知れません。なので、逆に年配の方が「BLって何のこと?」と思いながら観るのには観やすいのではないでしょうか。それはともかく、2人がお互いの気持ちを受け止めるまでの初々しい姿がキュートなので、年齢を問わずキュンとしたい人は観てください。

デート向き映画判定
映画『リスタートはただいまのあとで』古川雄輝/竜星涼

友達から恋人に発展するのって、結構難しいんだなと思わされる展開です。異性愛、同性愛に関わらず、恋心が芽生えてから恋愛に発展できるかどうかという段階に行くまでのシミュレーションとして観ると、勇気をもらえる部分があると思います。そういった意味で、友達以上恋人未満の2人にオススメです。何となくお互いの気持ちに気付いているけど踏み出せない2人は、観終わった後のムードを利用して、告白してみてはどうでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『リスタートはただいまのあとで』古川雄輝

今の大人達は「異性愛が当たり前」というような社会で育ちましたが、今の子ども達はもっと広い視野を持ってくれていると良いなと思います。相手が異性だろうと同性だろうと、恋する気持ちが芽生えたら、抑えないで向き合ってみてください。時間をかけないと自分でもはっきりしないことはありますが、ゆっくり考えてみましょう。いろいろな恋愛の形、いろいろな恋愛の発展の仕方がある例として、本作を観て観てもらえればと思います。

映画『リスタートはただいまのあとで』古川雄輝/竜星涼

『リスタートはただいまのあとで』
2020年9月4日より全国順次公開
キャンター
公式サイト

©2020映画「リスタートはただいまのあとで」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良 マジカル・シークレット・ツアー【レビュー】

金の密輸をした主婦達が中部国際空港で逮捕された事件が報道された2017年、育児に追われていた天野千尋監督は、「【金塊を下着に隠して密輸した主婦5人を逮捕】という記事を目にして…

映画『Chime』吉岡睦雄 吉岡睦雄【ギャラリー/出演作一覧】

1976年7月11日生まれ。広島県出身。

映画『急に具合が悪くなる。』ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒 急に具合が悪くなる。【レビュー】

ずっとセリフを浴びていたいと思える作品です。本作を観て、ヴィルジニー・エフィラが演じるマリー=ルー・フォンテーヌと、岡本多緒が演じる森崎真理の間で繰り広げられる対話に…

映画『黒牢城』本木雅弘/菅田将暉/吉高由里子/青木崇高/宮舘涼太/柄本佑/オダギリジョー 黒牢城【レビュー】

歴史ものでこれほどミステリー色が前面に出ているとは新鮮…

映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ 『ヌーヴェルヴァーグ』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヌーヴェルヴァーグ』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ジェニー・ペンはご機嫌ななめ』ジョン・リスゴー 叫んで、泣いて、笑って楽しむ!2026ホラー&スリラー特集

2026年も、ホラー、スリラーがたくさん劇場公開されます。今回は、5つの切り口で分類してみました。お好みの切り口の作品を観る参考にしてもらえると嬉しいです。

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょう…

映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ【レビュー】

REVIEWジェニファー・ローレンスとロバート・パティンソンが共演する本作は、アリアナ・ハ…

海外ドラマ『マンダロリアン シーズン1』ペドロ・パスカル マンダロリアン【レビュー】

本シリーズは新しい流れとして出てくるので、“スター・ウォーズ”の他の作品を全く観ていなくても、問題なくついていけます…

海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン5』リンダ・ハミルトン リンダ・ハミルトン【ギャラリー/出演作一覧】

1956年9月26日生まれ。アメリカ出身。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょう…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  2. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以
  3. 【映画学ゼミ第8回】「感情は有用か、有害か、映画の場合で考える」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『マジカル・シークレット・ツアー』有村架純/黒木華/南沙良
  2. 映画『急に具合が悪くなる。』ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒
  3. 映画『黒牢城』本木雅弘/菅田将暉/吉高由里子/青木崇高/宮舘涼太/柄本佑/オダギリジョー
  4. 映画『DIE MY LOVE/ダイ・マイ・ラブ』ジェニファー・ローレンス
  5. 海外ドラマ『マンダロリアン シーズン1』ペドロ・パスカル

PRESENT

  1. 映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ
  2. 映画『大統領のケーキ』バニーン・アハマド・ナーイフ
  3. 映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン
PAGE TOP