REVIEW

ロマンスドール

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ロマンスドール』高橋一生/蒼井優

恋が始まった時は男と女、それが夫婦になって、お互いの存在がだんだん当たり前になってくる。時に夫婦としての会話が煩わしくなったり、なぜだか距離を置こうとしたり…、そんな男女関係における変遷を生々しく描いています。同時に、お互いに傷付け合うけれどそれはまだ相手がいない寂しさを感じる部分が残っているからで、そんな亀裂をきっかけとした夫婦の修復の可能性も客観的に観るおもしろさがあります。ネタバレになるので詳しくはいえませんが、本作ではエロティシズムが重要な鍵になっていて、愛とエロティシズムの関係がユニークに表現されています。そして、高橋一生と蒼井優の艶かしく、ユーモラスな演技によって、さらに魅力的で親近感のある世界観になっています。「色気って何だっけ?」となってしまっている方は、ぜひ本作で取り戻しましょう(笑)。

デート向き映画判定
映画『ロマンスドール』高橋一生/蒼井優

キャラクター、ストーリー設定上、エッチなシーンや話題が出てくるので、初デートには向いていません。男と女の関係になったばかりで盛り上がっているカップルには、今後についての注意点が参考になるでしょうし、マンネリカップルには、忘れていた気持ちを思い出すきっかけになるでしょう。どんなに2人の距離が近づいて、どんなに長く一緒にいることになっても、お互い男と女であることを意識したいと感じているカップルはぜひ一緒に観てください。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ロマンスドール』高橋一生/きたろう

PG-12なので大人と一緒なら12歳未満でも観られますが、「あれ、なーにー?」「それ、何するやつ?」と聞かれた大人が困ります(笑)。今説明すべきか、そして根本的に性教育をどこまでしているかにも寄るし、そもそも大人向けのストーリーなので、大人になって、いくつか恋をしてから観たほうがより感情移入できるでしょう。

映画『ロマンスドール』高橋一生/蒼井優

『ロマンスドール』
2020年1月24日より全国公開
PG-12
KADOKAWA
公式サイト

TEXT by Myson

©2019「ロマンスドール」製作委員会

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『流麻溝十五号』余佩真(ユー・ペイチェン) 流麻溝十五号【レビュー】

本作の原作は、曹欽榮(ツァオ・シンロン)と鄭南榕基金会による「流麻溝十五號:綠島女生分隊及其他」です…

映画『ツイスターズ』オリジナルハンディファン 『ツイスターズ』オリジナルハンディファン 2名様プレゼント

映画『ツイスターズ』オリジナルハンディファン 2名様プレゼント

映画『このろくでもない世界で』ホン・サビン/ソン・ジュンギ このろくでもない世界で【レビュー】

冒頭から緊張感のあるシーンで始まる本作は、ろくでもない世界でもがく18歳の少年を主人公に…

映画『OUT』公開初日舞台挨拶、杉本哲太 杉本哲太【プロフィールと出演作一覧】

1965年7月21日生まれ。神奈川県出身。『白蛇抄』(1983)で映画デビューし…

映画『あのコはだぁれ?』清水崇監督インタビュー 『あのコはだぁれ?』清水崇監督インタビュー

昨年話題となった『ミンナのウタ』のDNAを引き継ぐ最新作『あのコはだぁれ?』。今回は本作を手掛けた…

映画『デッドプール&ウルヴァリン』ライアン・レイノルズ/ヒュー・ジャックマン デッドプール&ウルヴァリン【レビュー】

たくさん言いたいことはありながら、ネタバレになるので言えないことが多過ぎ…

映画『時々、私は考える』デイジー・リドリー 時々、私は考える【レビュー】

主人公のフラン(デイジー・リドリー)はとても静かだけれど、ここぞという時には…

映画『お隣さんはヒトラー?』デヴィッド・ヘイマン/ウド・キアー お隣さんはヒトラー?【レビュー】

タイトルは『お隣さんはヒトラー?』で、物語の舞台は1960年のコロンビア…。「むむむ?アドルフ・ヒトラーって…

映画『ロイヤルホテル』ジュリア・ガーナー/ジェシカ・ヘンウィック ロイヤルホテル【レビュー】

『アシスタント』のキティ・グリーン監督と、主演を務めたジュリア・ガーナーが再びタッグを組んだ本作は…

映画『チャレンジャーズ』ゼンデイヤ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】個性部門

映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】番外編として、今回は<個性部門>のランキングを発表します。特に個性が光る俳優としてどの俳優に投票が集まったのでしょうか?

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『チャレンジャーズ』ゼンデイヤ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】個性部門

映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】番外編として、今回は<個性部門>のランキングを発表します。特に個性が光る俳優としてどの俳優に投票が集まったのでしょうか?

Netflix映画『悪魔はいつもそこに』トム・ホランド 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】演技力部門

映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】番外編として、今回は<演技力部門>のランキングを発表します。演技派揃いのなか、どのような結果になったのでしょうか。

海外ドラマ『THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜』エル・ファニング 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】雰囲気部門

映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外10代、20代編】番外編として、今回は<雰囲気部門>のランキングを発表します。雰囲気の良さが特に評価されているのは、どの俳優でしょうか。

REVIEW

  1. 映画『流麻溝十五号』余佩真(ユー・ペイチェン)
  2. 映画『このろくでもない世界で』ホン・サビン/ソン・ジュンギ
  3. 映画『デッドプール&ウルヴァリン』ライアン・レイノルズ/ヒュー・ジャックマン
  4. 映画『時々、私は考える』デイジー・リドリー
  5. 映画『お隣さんはヒトラー?』デヴィッド・ヘイマン/ウド・キアー

PRESENT

  1. 映画『ツイスターズ』オリジナルハンディファン
  2. 映画『サユリ』
  3. 映画『ボストン1947』ハ・ジョンウ/イム・シワン
PAGE TOP