REVIEW

ソングバード【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ソングバード』ソフィア・カーソン

物語の舞台は2024年。コロナウイルスの猛威がさらにエスカレートし、完全隔離を余儀なくされた世界の人間ドラマが描かれています。ウイルスの免疫者はリストバンドを装着し、ある程度自由に生活しています。一方、非免疫者は人との接触を避けて自宅に籠もって生活しています。
本作を観ていると、コロナ禍の私達の日常とリンクする部分もあれば、「近い未来、こんな世界になってしまうの!?」と驚く点もあると思います。そして、1番の見どころは免疫者のニコと、非免疫者のサラの恋愛模様です。ニコとサラは直接の接触が許されないため、家のドア越しに言葉を交わしており、2人の切ない気持ちが伝わってきます。ニコの愛情溢れる行動にはキュンとするので、最近ときめきが足りない方には特にオススメです。
ニコとサラを演じたのは、KJ・アパとソフィア・カーソンで、2人の美男美女ぶりが炸裂しています。KJ・アパの肉体美も堪能できるので、目の保養にもなりそうです(笑)。他にもポール・ウォルター・ハウザーやデミ・ムーアが重要なキャラクターとして登場しているので、活躍ぶりに注目です。
上映時間84分の中で物語がきちんとまとまっており、ハラハラ感も十分味わえる作品です。どんな人でも観やすいので、家族や友達と一緒に観るのもオススメです。

デート向き映画判定
映画『ソングバード』KJ・アパ

ニコ達のドア越しの恋愛模様にキュンとできるのでデートで観るのもアリです。ニコがサラのために奔走し、さまざまな脅威に立ち向かう姿はとてもハラハラするのでジェットコースター効果も期待できそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ソングバード』ブラッドリー・ウィットフォード

コロナ禍を経験している皆さんにもどこか響く部分があると思います。今の自分が過ごす環境と本作の世界を比べながら観ると、日常のありがたみを一層感じるのではないでしょうか。ニコとサラがそれぞれ頑張る姿もとてもカッコ良いので、応援しながら観てください。

映画『ソングバード』KJ・アパ/ソフィア・カーソン/デミ・ムーア

『ソングバード』
2022年10月7日より全国公開
ポニーキャニオン
公式サイト

© 2020 INVISIBLE LARK HOLDCO, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Shamy

関連記事

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

映画『金髪』白鳥玉季さんインタビュー 『金髪』白鳥玉季さんインタビュー

今回は『金髪』で生徒の板緑役を演じた白鳥玉季さんにインタビューさせていただきました。“金髪デモ”を起こすキーパーソンである板緑を演じた感想や、撮影裏でのエピソードを直撃しました。

映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉 TOKYOタクシー【レビュー】

クリスチャン・カリオン監督『パリタクシー』を原作とした本作は、東京にある柴又から神奈川の葉山にある高齢者施設までの道のりを舞台に、山田洋次監督が映画化…

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『果てしなきスカーレット』
  2. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  3. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉
  4. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  5. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP