REVIEW

ザ・フラッシュ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラー/ベン・アフレック/サッシャ・カジェ

いろいろなサプライズが仕掛けられていて、テンションが上がるポイントが何度もあります。サプライズのネタバレにならないように、見どころを伝えるとしたら、キーワードは「ワーナーブラザース100周年記念」です。その意味は、さまざまなシーンに表れています。また、この100周年を境として、生まれ変わるといおうか、新しい一面も打ち出していこうという空気も感じます。つまり、温故知新ですね。とはいえ、これはあくまで私が勝手に「100周年記念という意味もあるのかな?」と結びつけて解釈しただけなので、一意見として、これから本作を観る方は期待を膨らませていただければと思います。
もう1点特筆すべきは、フラッシュのキャラクターが多面的である点です。映画公式サイトにも“超速タイムループ・アドベンチャー”とあるように、別の時間軸に存在する2人のバリー(エズラ・ミラー)が見せるさまざまな側面が楽しめます。2人のバリーによって、コメディの部分と人間ドラマの部分が上手く織り交ぜられています。
そしてもちろん、アクションの迫力は満点!そこに超速の動きが加わって、一層パワフルに見えます。またフラッシュが繰り出すあらゆる技も見ものです。「フラッシュって超速なだけじゃないんだ!」とワクワクしますよ。さらに、別次元のバットマンのキャラクター設定もユニークです。バットマンならではの乗り物やスーツは、本作でも見どころとなっています。あとは、何より演じているキャストに感動します!その背景はわかる方にはわかるはず。
とにかくたくさんの見どころがありますので、2時間超えの上映時間もあっという間です。本作の後のジャスティス・リーグの展開にも想像を膨らませながらお楽しみください。

デート向き映画判定
映画『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラー/サッシャ・カジェ

物語の軸は家族の話なので、カップルで観て気まずいシーンはなく、友達以上恋人未満、初デートなどどんなカップルでも気兼ねなく観られます。本作から観て気に入ったら、他の“ジャスティス・リーグ”シリーズを一緒に振り返るも良し、先に予習しておくのもアリです。ただ、どちらがオススメかというと、先に予習してから観たほうが、テンションが上がるポイントが多いと思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラー/ベン・アフレック

134分と長尺ながら、超速のフラッシュの物語だけあって、テンポが速く感じます。前半は特にクスッと笑えるシーンも豊富で、小学生高学年以上なら集中が切れずに観られるのではないでしょうか。友達と観るのも楽しいでしょうし、親子の絆を描いたストーリーなので親子、家族で観るのも良さそうです。

映画『ザ・フラッシュ』エズラ・ミラー/ベン・アフレック/サッシャ・カジェ

『ザ・フラッシュ』
2023年6月16日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved © & TM DC

TEXT by Myson


関連作:“ジャスティス・リーグ”シリーズ

『ジャスティス・リーグ』

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
Amazon Prime Videoで観る REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ナイトフラワー』渋谷龍太 渋谷龍太【ギャラリー/出演作一覧】

1987年5月27日生まれ。東京都出身。

映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド 悪魔祓い株式会社【レビュー】

本作は、『悪人伝』や“犯罪都市”シリーズ、ハリウッド映画『エターナルズ』などでお馴染みのマ・ドンソクが…

映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ 『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

映画『ツーリストファミリー』特別試写会 10組20名様ご招待

Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一 イクサガミ【レビュー】

今村翔吾著のベストセラー「イクサガミ」シリーズを原作とする本シリーズでは、岡田准一が主演、プロデューサー、アクションプランナー、藤井道人、山口健人、山本透が監督と脚本を担当…

映画『TOKYOタクシー』蒼井優 蒼井優【ギャラリー/出演作一覧】

1985年8月17日生まれ。福岡県出身。

映画『バーフバリ エピック4K』来日舞台挨拶イベント、プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ(プロデューサー) プラバース、ショーブ・ヤーララガッダ来日!『バーフバリ エピック4K』には追加シーンも

2025年に劇場公開10周年を迎える大ヒット作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ2 王の凱旋』を一つの作品として再編集し、壮大な物語を4K映像で体験できる『バーフバリ エピック4K』の日本公開を目前にして、バーフバリ役のプラバースと、プロデューサーのショーブ・ヤーララガッダが来日しました。

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 楓【レビュー】

残酷過ぎて、切な過ぎて、優し過ぎて、どうしましょ(笑)。ネタバレを避けると、ほぼ何も書けませんが…

【東京コミコン2025】オープニング:イライジャ・ウッド、カール・アーバン、リー・トンプソン、トム・ウィルソン、クローディア・ウエルズ、ダニエル・ローガン、ジョン・バーンサル、クリスティーナ・リッチ、イヴァナ・リンチ、ノーマン・リーダス、ショーン・パトリック・フラナリー、ジャック・クエイド、マッツ・ミケルセン、浅野忠信、ピルウ・アスベック、セバスチャン・スタン、ジム・リー、C.B.セブルスキー、フランク・ミラー、クリストファー・ロイド、中丸雄一(MC)、伊織もえ(PR大使)、山本耕史(アンバサダー) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』一行や人気アメコミ出演者達が勢揃い!【東京コミコン2025】オープニングセレモニー

年末恒例行事となった東京コミコンのオープニングセレモニーを取材してきました。今年は過去最高といえるのではないかという数のスター達が来日してくれました。

映画『ズートピア2』 ズートピア2【レビュー】

さまざまな動物達が人間と同じように暮らすズートピアを舞台にした本シリーズは…

映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル エディントンへようこそ【レビュー】

アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスの2度目のタッグが実現した本作は、メディアの情報に翻弄される人々の様子を…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『悪魔祓い株式会社』マ・ドンソク/ソヒョン/イ・デヴィッド
  2. Netflixシリーズ『イクサガミ』岡田准一
  3. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  4. 映画『ズートピア2』
  5. 映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル

PRESENT

  1. 映画『ツーリストファミリー』シャシクマール/シムラン/ミドゥン・ジェイ・シャンカル/カマレーシュ・ジャガン/ヨーギ・バーブ
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP