REVIEW

ドライビング・バニー【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ドライビング・バニー』エシー・デイヴィス/トーマシン・マッケンジー

キービジュアルから、ポップで可愛い映画なのかと思いきや、良い意味で想像を裏切るストーリーで見応えがあります。エシー・デイヴィスが演じるバニーは、路上に立って車の窓拭きでコツコツとお金を稼いでいます。そして彼女は家に帰ると家主一家の世話をしています。ここまで観て、彼女はどういう立場なのだろうと頭の中は謎でいっぱいになるでしょう。他のキャラクターとのやり取りを観ていても、不思議に思うところが多々出てきます。彼女が抱える問題は物語が進むにつれて徐々にわかっていきますが、不可解に思えた点がどんどん伏線として繋がっていくので、ぜひ最初から注意深く観てください。
本作の主人公はバニーですが、バニーの姪トーニャ(トーマシン・マッケンジー)もキーパーソンです。叔母と姪という関係と2人の距離感もこの物語をドラマチックにする大切な要素となっています。親子ほど近過ぎない分、逆に気付くところもあるといおうか、親戚だけど戦友のような関係がとても素敵です。2人の一生懸命な姿を観ていると、なぜささやかな幸せすら叶わないのかもどかしくなります。でも、最後は清々しい気持ちにさせてくれる作品です。

デート向き映画判定
映画『ドライビング・バニー』エシー・デイヴィス/トーマシン・マッケンジー

交際相手の良からぬ一面を周囲の親しい人から指摘されている方は、最終的に誰を信じる、何を信じるかは別として、状況は違えど、本作を観ると物事を冷静に考えるきっかけになるかもしれません。なので本作はデートで観るよりも、仲の良い友人と観るか、1人でじっくり観るほうが良いのではないでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ドライビング・バニー』エシー・デイヴィス

本作には、子どもとの約束をどうにかして守ろうとする母(=主人公)の必死な姿が描かれています。「そこまでして…」と思えるくらい必死な母の姿を観ていると、子どもってこんなに愛されてるんだなと実感できます。本作の主人公は諸事情で社会的には問題児のように扱われますが、真相は違います。本作は、ちゃんと自分の目で人を見極めることが大事だということも教えてくれるでしょう。

映画『ドライビング・バニー』エシー・デイヴィス/トーマシン・マッケンジー

『ドライビング・バニー』
2022年9月30日より全国公開
アルバトロス・フィルム
公式サイト

© 2020 Bunny Productions Ltd

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『SAKAMOTO DAYS』目黒蓮/高橋文哉/上戸彩/横田真悠/塩野瑛久/渡邊圭祐/戸塚純貴/八木勇征/生見愛瑠/北村匠海 SAKAMOTO DAYS【レビュー】

原作を未読、本作の前情報もほぼなしの状態なら、ふくよかな主人公を誰が演じているのか知らずに観るワクワクが…

ドラマ『share』秋田汐梨さん&池田匡志さんインタビュー ドラマ『Share』秋田汐梨さん&池田匡志さんインタビュー

秋田汐梨さんと池田匡志さんがW主演を務める本作は、累計発行部数30万部を突破した三つ葉優雨の人気コミック「share」を原作としています…

映画『黄金泥棒』田中麗奈 田中麗奈【ギャラリー/出演作一覧】

1980年5月22日生まれ。福岡県久留米市出身。

【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原 セルフ・モニタリングとモデリングの機会となる映画鑑賞(論文紹介)&映画でSELラボOPEN!

株式会社TSトーキョーは、映画でSELラボをオープンしました!

映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー【レビュー】

スーパーマリオは、2025年に40周年を迎え、世界中で長らく愛されてきたキャラクター…

映画『これって生きてる?』ウィル・アーネット これって生きてる?【レビュー】

なんとも生々しい夫婦の現実を描いているなと思って観ていたら…

映画『90メートル』山時聡真 山時聡真【ギャラリー/出演作一覧】

2005年6月6日生まれ。東京都出身。

映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー 『霧のごとく』一般試写会 3組6名様ご招待

映画『霧のごとく』一般試写会 3組6名様ご招待

映画『人はなぜラブレターを書くのか』綾瀬はるか 人はなぜラブレターを書くのか【レビュー】

タイトルから想像する範囲を超える、深い人間ドラマが描かれている本作は、実話を基にして…

映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク 『君と僕の5分』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

映画『君と僕の5分』特別試写会イベント 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原 セルフ・モニタリングとモデリングの機会となる映画鑑賞(論文紹介)&映画でSELラボOPEN!

株式会社TSトーキョーは、映画でSELラボをオープンしました!

【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集! 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!

感情はまだまだ謎が多く、本当に複雑で深い概念だからこそおもしろい!感情について少しでも知ることで、自分自身の情動コントロールにも少し役立つはずです。

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画でSEL】イメージイラストドアの奥に草原
  2. 【映画学ゼミ第7回】「そもそも感情ってどうやって湧いてくるの?感情の仕組み」参加者募集!
  3. 【映画学ゼミ第6回】「鑑賞者のローカス・オブ・コントロールと、映画鑑賞における着眼点・感想の関係」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『SAKAMOTO DAYS』目黒蓮/高橋文哉/上戸彩/横田真悠/塩野瑛久/渡邊圭祐/戸塚純貴/八木勇征/生見愛瑠/北村匠海
  2. 映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
  3. 映画『これって生きてる?』ウィル・アーネット
  4. 映画『人はなぜラブレターを書くのか』綾瀬はるか
  5. 映画『五月の雨』安川まり

PRESENT

  1. 映画『霧のごとく』ケイトリン・ファン/ウィル・オー
  2. 映画『君と僕の5分』シム・ヒョンソ/ヒョン・ウソク
  3. 映画『オールド・オーク』デイヴ・ターナー/エブラ・マリ
PAGE TOP