学び・メンタルヘルス

映画との新しい関わり方

  • follow us in feedly
  • RSS
Pixabayによる写真:映画用カメラ(クラシック)イメージ

あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。

昨年から新型コロナウィルス感染症が流行し、まだまだその影響は続いていますが、皆さんお元気ですか?なんと前回の日記から半年も経っていました(苦笑)。本当にあっという間の1年だったなと改めて思います。

映画業界も大きな打撃を受け、数々の映画が公開延期となりました。この日記を書いている1月4日にも、また緊急事態宣言の可能性が報じられ、せっかく年末年始の目玉作品で活気づこうとしていた矢先、今後の映画の興行はどうなっていくのか、コロナ禍が収束するまで持ちこたえられるのか心配な状況です。また落ち着いたら元の状況に戻るのかもしれませんが、弊社に限らず映画関係の仕事に携わっている方々は、今後のことをいろいろと模索していることと思います。

弊社もコロナ禍でいろいろ考えさせられているのはもちろんですが、実はそのだいぶ前から次なるステップを考えていました。今私が大学院で勉強しているのもそのためです。お気づきの方もいらっしゃると思いますが、トーキョー女子映画部サイトでは、急に心理学やキャリア(マイソン担当)、食育(シャミ担当)やらの企画ページができましたよね。唐突に思われているかもしれませんが(笑)、こういった記事は今後弊社がやろうとしていることの礎を築くためでもあります。

私は幼い頃に映画に魅了されてからずっと映画に救われてきましたが、娯楽の範囲を越えた映画の可能性を感じてきました。きっと映画好きの皆さんの中にも同じように感じていらっしゃる方がいると思いますが、映画は心を癒してくれたり、悩んでいる時に心を楽にしてくれたり、一方で豊富な知識や考えるきっかけを与えてくれます。

私はそういった映画体験をたくさんしてきて、映画をメンタルヘルスや教育の分野でも活かしたいという思いを長らく抱いてきました。十数年前からどうやったら実現できるのか考え始めて、何から手を付ければ良いのかわからないまま、多忙な日々に忙殺されて何年も経ってしまいましたが、ようやく約4年前に心理学をちゃんと勉強してみようと動き出しました。

Pixabayによる写真:大学院イメージ

高校卒業後に行った大学では英文学科だったので、今回大学院に入る前に改めて心理学系の大学に編入しましたが、それだけでは全く足りず、大学院に進学したわけですが、大学院まで進んで本当に良かったなと思っています。

大学院はやっぱり内容が濃い!予習やレポートがとても大変ですが、それだけ得るものも大きいです。専門家との距離も近いし、学問の世界がどんなものなのかについても多くの情報を得られます。自分が勉強や研究をする目的も明確なので、やる気も出るし、学ぶことってこんなにおもしろいんだと改めて実感しています。

今、私はまさに商業映画をどうやったらメンタルヘルスや教育分野で活用できるかを研究していますが、やっと入口に立てたところです。大学院では普段の生活では会うことのない方達からバンバン良い刺激をいただいています。映画に直接関係がなくても、心理学そのものが興味深いので学んでいておもしろいし、自分が不器用な理由も自分なりの解釈ではだいぶ解明されたような気がします(笑)。

というわけで、まだまだ研究、挑戦は続きます!ご興味があれば、今後も記事を読んで頂けると嬉しいです。

使用写真は、PixabayのPublicDomainPicturesさん、AnnaliseArtさんによる写真です。

TEXT by Myson

  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ 心理学から観る映画59:研究倫理に反する実験とその被害『エクスペリメント』『まったく同じ3人の他人』

『まったく同じ3人の他人』というドキュメンタリーを観ました。生き別れた三つ子が再会する感動のストーリーかと思いきや、驚愕の背景を知り、研究倫理について改めて考えさせられました。そこで今回は研究倫理をテーマとします。

映画『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』ヴァネッサ・パラディ ヴァネッサ・パラディ【ギャラリー/出演作一覧】

1972年12月22日生まれ。フランス出身。

映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮 ブルーボーイ事件【レビュー】

高度成長期にあった1965年の東京では、街の浄化のため、警察はセックスワーカー達を厳しく取り締まっていました。ただ、セックスワーカーの中には性別適合手術(当時の呼称は性転換手術)を受けて女性的な体をした通称ブルーボーイが…

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 君の顔では泣けない【レビュー】

高校1年生の夏、坂平陸(武市尚士)と水村まなみ(西川愛莉)はプールに一緒に落ちたことで体が入れ替わってしまいます。2人はすぐに元に戻ることができず15年を過ごし…

映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト スプリングスティーン 孤独のハイウェイ

物語の舞台は1982年。ブルース・スプリングスティーン(ジェレミー・アレン・ホワイト)は、名声を手に入れながらも、葛藤を抱えて…

映画『2つ目の窓』松田美由紀 松田美由紀【ギャラリー/出演作一覧】

1961年10月6日生まれ。東京都出身。

「第38回東京国際映画祭」クロージングセレモニー:受賞者 東京グランプリは『パレスチナ36』!第38回東京国際映画祭ハイライト

2025年10月27日(月)に日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開幕したアジア最大級の映画の祭典である第38回東京国際映画祭が、11月5日(水)に閉幕。今年も個性豊かな作品が多数出品され、さまざまなイベントが実施されました。以下に、第38回東京国際映画祭ハイライトをお届けします。

映画『平場の月』堺雅人/井川遥 平場の月【レビュー】

朝倉かすみ著の同名小説を実写化した本作は、『ハナミズキ』『花束みたいな恋をした』(2021年)などを手がけた土井裕泰が監督を務めて…

映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル ぼくらの居場所【レビュー】

カナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台に、さまざまな背景を抱えた3組の親子の姿を…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画学ゼミ2025年11月募集用 AI時代における人間らしさの探求【映画学ゼミ第2回】参加者募集!

ネット化が進み、AIが普及しつつある現代社会で、人間らしさを実感できる映画鑑賞と人間にまつわる神秘を一緒に探求しませんか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  2. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  3. 映画『おーい、応為』長澤まさみ

REVIEW

  1. 映画『ブルーボーイ事件』中川未悠/中村中/イズミ・セクシー/真田怜臣/六川裕/泰平史/錦戸亮
  2. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  3. 映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』ジェレミー・アレン・ホワイト
  4. 映画『平場の月』堺雅人/井川遥
  5. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル

PRESENT

  1. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP