REVIEW

アイミタガイ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『アイミタガイ』黒木華

REVIEW

人の「存在」の意味を考えさせられるともに、自分にとって大切な人の存在の大きさを実感する物語です。本作は、中條ていの同名小説を原作とし、市井昌秀、故・佐々部清とともに草野翔吾監督が脚本を作成し映画化した作品です。
本作の主人公は、ウェディングプランナーの梓(黒木華)です。梓は澄人(中村蒼)という恋人がいるものの、結婚には消極的です。親友の叶海(藤間爽子)とは、日々の些細な出来事も共有する仲です。でもある日、叶海に予期せぬ出来事が起こります。

映画『アイミタガイ』黒木華/藤間爽子

本作の公式サイトにはある程度あらすじが書かれているので、背景を知りたい方は読んでから観るのもありでしょう。私は毎度のことながら敢えてほぼ内容を知らずに観たので、人生にはいつ何が起こるかわからないという感覚をよりリアルに感じながら観ました。本作は、まず自分にとって大きな存在である人物と突然離れることになる辛さを描いています。ただ、物語はそこから本筋に入るともいえて、どんな状況になっても、絆は消えないという救いを与えてくれます。

映画『アイミタガイ』風吹ジュン
映画『アイミタガイ』草笛光子/安藤玉恵

俳優陣の演技力が光っていて、どのキャラクターも本当に魅力的です。個人的には特に、風吹ジュン、草笛光子、重鎮お二人の演技が染みました。こんな風に年を重ねたいなと思うくらい、キャラクターとしても俳優としても素敵です。

映画『アイミタガイ』黒木華

「アイミタガイ」=「相身互い」という言葉を知り、さらにこの物語でその意味を知り、いつも何かに守られているような気がして、安らぎを感じられる作品となっています。現代社会は殺伐としてきたように感じながら、顔見知りかどうかに関わらず、人と人とは繋がっているんだと思えるストーリーに希望ももらえるはずです。人の繋がりを感じたい方はぜひご覧ください。

デート向き映画判定

映画『アイミタガイ』黒木華/中村蒼

梓と澄人のように仲は良いのに前に進めないカップルには、参考になる部分があるでしょう。相手の言葉を言葉通りの意味で解釈するばかりでなく、その裏にある隠れた本心がないか考えるきっかけになるかもしれません。一緒に観るだけでも、何か刺激を得られる可能性もあるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『アイミタガイ』近藤華/白鳥玉季

主人公の中学生の頃のお話も出てきて、皆さんにとっては未来を観る感覚でも楽しめそうです。多感な時期にいろいろな経験を共有した友達は大人になってからもかけがえのない存在であり続けるでしょう。大好きな友達と一緒に観てください。

映画『アイミタガイ』黒木華/中村蒼/藤間爽子/安藤玉恵/近藤華/白鳥玉季/吉岡睦雄/松本利夫(EXILE)/升毅/ 西田尚美/田口トモロヲ/風吹ジュン/草笛光子

『アイミタガイ』
2024年11月1日より全国公開
ショウゲート
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2024「アイミタガイ」製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年10月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜 白鳥とコウモリ【レビュー】

国内累計発行部数1億部以上を誇るベストセラー作家、東野圭吾の同名小説が原作です…

映画『ルックバック』(実写版)完成報告イベント:出口夏希、蒔田彩珠、七瀬ふうり、岡田六花、是枝裕和監督 カッコいい線、音が出せるまで猛練習!是枝裕和監督作『ルックバック』完成報告イベントに出口夏希、蒔田彩珠らが登壇

藤本タツキの原作漫画「ルックバック」は2024年にアニメーション化され大ヒットを飛ばしました。そして遂に、是枝裕和監督により実写化されました。2026年8月20日、待望の本作の完成報告を行うべく、是枝監督とメインキャストが舞台挨拶を行いました。

映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン 顔 -かお-【レビュー】

“新感染”シリーズや、韓国ドラマ『地獄が呼んでいる』など、数々のヒット作を生み出してきたヨン・サンホ監督が、自身初のグラフィックノベルを原作に念願の映画化を実現させた作品…

実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠 実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

実写映画『ルックバック』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『四月の余白』夏帆 夏帆【ギャラリー/出演作一覧】

1991年6月30日生まれ。東京都出身。

映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ ナイトボーン -夜哭-【レビュー】

いやー激しかったー!『ハッチング-孵化-』のハンナ・べルイホルム監督作で、お産、赤子が関わるホラー映画ということで…

映画『オデュッセイア』マット・デイモン オデュッセイア【レビュー】

本作を観て、多くの映画ファンに映画館で観なければ意味がないと思わせるノーラン監督作が、観客にもたらす特別な映画体験の根幹には何が共通しているのかを改めて考えました…

海外ドラマ『ザ・ボーイズ シーズン4』トメル・カポン トメル・カポン【ギャラリー/出演作一覧】

1985年6月15日生まれ。イスラエル生まれ。

映画『バックルームズ』キウェテル・イジョフォー バックルームズ【レビュー】

この短編の再生数はなんと2億回を突破し、パーソンズ監督は17歳で本作の映画化に取りかかり、19歳の時に撮影、20歳で長編デビューを果たしました…

映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ 『私たちは、ちょうどいい。』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『私たちは、ちょうどいい。』一般試写会 5組10名様ご招待

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

映画『国宝』吉沢亮 映画好きが選んだ2025邦画ベスト

今回は、正式部員の皆さんに投票していただいた2025年邦画ベストの結果を発表!2025年の邦画ベストで上位にランクインしたのはどの作品でしょう?

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第10回】「メタ認知が働く映画鑑賞、そうでない映画鑑賞、何が違う?」参加者募集!
  2. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  3. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

REVIEW

  1. 映画『白鳥とコウモリ』松村北斗/今田美桜
  2. 映画『顔 -かお-』パク・ジョンミン
  3. 映画『ナイトボーン -夜哭-』セイディ・ハーラ
  4. 映画『オデュッセイア』マット・デイモン
  5. 映画『バックルームズ』キウェテル・イジョフォー

PRESENT

  1. 実写映画『ルックバック』出口夏希/蒔田彩珠
  2. 映画『私たちは、ちょうどいい。』バービー・フェレイラ/ジョン・レグイザモ
  3. 映画『TAVERNA DE GAGA―人生はまだまだ面白い―』パンツェッタ・ジローラモ
PAGE TOP