REVIEW
大人気コミックを実写映画化した本作の主人公は、極道の孫娘、瀬名垣一咲(福本莉子)と、瀬名垣組の若頭で一咲のボディガードを務める宇藤啓弥(ジェシー SixTONES)です。一咲は高校進学を機に身分を隠し、“普通の高校生”として青春を謳歌したいと考えています。一方、啓弥はボディガードとしての責務を徹底するため、高校生の振りをして一咲と同じ高校に入学します。そうして、2人は同級生として高校生活を送ることになります。

福本莉子が演じる一咲は可憐でありながら、啓弥といる時はボスらしい一面を見せ、いざという時は威勢がよく、そのギャップがコミカルです。啓弥はいつもクールで腕っ節が強いものの、一咲に対しては従順で、このギャップもまたコミカルです。

普通の高校生らしい出来事を体験したい一咲の意に反して、ボディガードとしてそばから離れない啓弥の行き過ぎた介入も観ていて笑えます。一咲は実は恋をしてはいけない相手、啓弥に片思い中という点でドラマチックでもあります。

ベースとしてはラブコメでありつつ、やはり極道という設定により、緊張感が高まるシーンもあります。ハラハラドキドキとクスクス笑えるシーンの緩急をお楽しみください。
デート向き映画判定

主人公達の設定が特殊とはいえ、好きになってはいけない相手に片思い中という状況にある方はいらっしゃると思います。そんな方は特に一咲の視点で、自分の状況を客観視する機会になるのではないでしょうか。好きになってはいけない理由もさまざまなので、恋を進展させる余地がある場合は、本作を一緒に観て相手の反応を探ってみるのも良いかもしれません。
キッズ&ティーン向き映画判定

大人で極道の若頭である啓弥が高校生に扮するというシチュエーションは、今まだ学校に通っている皆さんの感覚からすると、一層おもしろみが増して見えるのではないでしょうか。皆さんにとっては当たり前の日常が、一咲にとっては羨ましい日常として描かれている点で、普段何気なくやっていることに新鮮味を感じられると思います。友達と一緒に本作を観て、青春を噛みしめてください(笑)。

『お嬢と番犬くん』
2025年3月14日より全国公開
東宝
公式サイト
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© 2025「お嬢と番犬くん」製作委員会
TEXT by Myson
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情報は2025年3月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。
