REVIEW

映画ざんねんないきもの事典

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『映画ざんねんないきもの事典』

児童書として大人気の「ざんねんないきもの事典」が映画化された本作では、3つのストーリーがオムニバス形式で綴られています。原作が児童書なので当然ながら子ども向けの可愛くてシンプルな内容となっていますが、動物の意外な一面が次々と紹介されるので、大人でも「そうなんだ!」という発見があります。
そして、声の出演が超豪華!花江夏樹、内田真礼、下野紘、榎木淳弥、松岡禎丞、小松未可子、沢城みゆき、釘宮理恵、佐藤利奈、玄田哲章、日髙のり子といった大人気声優から、俳優のムロツヨシと伊藤沙莉、お笑い芸人の椿⻤奴、斎藤司(トレンディエンジェル)、昴生(ミキ)まで勢ぞろいしていて、ちらっと出てくるだけのキャラクターにもこだわりが見えます。だから、特に声優さん達が声を務めるキャラクターは、動物なのにやたら良い声という点で、動物達の日常が一層ドラマチックに映ります。
皆さんもきっとお気に入りのエピソードが見つかると思いますが、私のお気に入りは2話目の<南極編「ペンたび」>です。このエピソードは「紙兎ロペ」などで人気のウチヤマユウジが監督、脚本、すべての声を務めていて、大人が観ても楽しめる作品となっています。ペンギン達が激しく擬人化されていて、やり取りがめちゃくちゃシュールなので、「何でやねん(笑)!」と心でツッコミながら観てください。

デート向き映画判定
映画『映画ざんねんないきもの事典』

子ども向けの作品なので、デートムービーとはいえませんが、癒やしと笑いの要素はあります。動物の知られざる一面をたくさん紹介しているので、動物好きのカップルなら楽しめるかもしれません。動物園デートの前に観るのはいかがでしょうか。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『映画ざんねんないきもの事典』

“ざんねん”な特徴がとても愛らしく描かれていたり、一見“ざんねん”だけれどそういう進化をした理由が解説されていて、実は残念ではないということが伝わってくる作品です。それは欠点ではなく個性だったり、強みなのだとわかるので、観ていて元気がわいてくるでしょう。動物が生きていく上で“うんこ”がさまざまな場面で活躍している点でも、キッズの皆さんは特に興味を引かれるのではないでしょうか(笑)。

映画『映画ざんねんないきもの事典』

『映画ざんねんないきもの事典』
2022年7月8日より全国公開
イオンエンターテイメント
公式サイト

©2022「映画ざんねんないきもの事典」製作委員会 ©TAKAHASHI SHOTEN

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『Winter boy』ポール・キルシェ Winter boy

同性愛者の17歳の青年リュカは、父を事故で亡くしたことをきっかけに、心の中で何かがプツッと切れてしまったような状況に陥ります。そんななか…

ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』中島セナ/奥平大兼 『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』配信記念ワールドプレミア 10組20名様ご招待

ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』配信記念ワールドプレミア 10組20名様ご招待

映画『ティル』ダニエル・デッドワイラー/ジェイリン・ホール ティル

1955年、アメリカ、ミシシッピ州のマネーで、アフリカ系アメリカ人の14歳の少年エメット・ティルが殺害された事件を映画化…

映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』片岡愛之助 片岡愛之助(かたおか あいのすけ)

1972年3月4日大阪府生まれ。1977年、松竹芸能子役オーディションに合格し…

映画『窓ぎわのトットちゃん』 窓ぎわのトットちゃん

原作者である黒柳徹子自身の幼少期を綴った自伝的小説…

映画『イコライザー THE FINAL』ダコタ・ファニング ダコタ・ファニング

1994年2月23日生まれ。アメリカ、ジョージア州コンヤーズ出身。幼少期からテレビドラマやCMに出演。2001年、映画『I am Sam アイ・アム・サム』に出演し…

映画『ウィッシュ』 ウィッシュ

ディズニー100周年を飾る本作には、まさにディズニーが100年間掲げてきた…

映画『ポッド・ジェネレーション』エミリア・クラーク エミリア・クラーク

1986年10月23日生まれ。イギリス、ロンドン出身。HBOのドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役で…

映画『隣人X -疑惑の彼女-』熊澤尚人監督インタビュー 『隣人X -疑惑の彼女-』熊澤尚人監督インタビュー

今回は『隣人X -疑惑の彼女-』でメガホンをとった熊澤尚人監督にお話を伺いました。群像劇だった小説を映画化する上で工夫された点や、上野樹里さん&林遣都さんと久しぶりにお仕事をされた感想を聞いてみました。

映画『ショータイム!』サブリナ・ウアザニ ショータイム!

観ればきっと行ってみたくなるユニークでアットホームな“農場キャバレー”にまつわる実話…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』 トーキョー女子映画部正式部員が推す!今観ているアニメシリーズ特集

今回はトーキョー女子映画部正式部員の方々に、「今観ているオススメのアニメシリーズ」について、聞いてみました。

映画『インファナル・アフェア 4K』アンディ・ラウ/トニー・レオン あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『インファナル・アフェア』

今回は『インファナル・アフェア』のラウ役のアンディ・ラウとヤン役のトニー・レオンをそれぞれ誰が演じるのが良いか、正式部員の皆さんに考えていただきました。今回はどんなキャスティング案が挙がったのでしょうか?

映画『ヒッチコックの映画術』アルフレッド・ヒッチコック 映画好きが選んだアルフレッド・ヒッチコック監督人気作品ランキング

アルフレッド・ヒッチコックが監督をした作品(1950年以降に制作された作品)について正式部員の皆さんに投票いただきランキングを作成しました。名作揃いのなか、どの作品が1位となったのでしょうか?

TSUTAYA TV

REVIEW

  1. 映画『Winter boy』ポール・キルシェ
    Winter boy

  2. 映画『ティル』ダニエル・デッドワイラー/ジェイリン・ホール
    ティル

  3. 映画『窓ぎわのトットちゃん』
  4. 映画『ウィッシュ』
    ウィッシュ

  5. 映画『ショータイム!』サブリナ・ウアザニ

PRESENT

  1. ドラマ『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』中島セナ/奥平大兼
  2. 映画『ファースト・カウ』ジョン・マガロ
  3. 映画『バービー』マーゴット・ロビー/ライアン・ゴズリング
PAGE TOP