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ヒックとドラゴン【レビュー】

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映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ

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アニメーションの『ヒックとドラゴン』を観てから大好きで、劇場未公開の続編やテレビシリーズも含めて一通り観てきたファンとしては、実写化がとても嬉しいです。トゥースをはじめとするドラゴンやバイキング達のビジュアルは再現度が高く、アニメーション版のファンの期待にも応えてくれます。また、ヒックの父、ストイック役はアニメーションでも同役の声優を担当していたジェラルド・バトラーが務めています。

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ
映画『ヒックとドラゴン』ニコ・パーカー

バイキングの世界が印象的に描かれた物語について、原作小説の著者クレシッダ・コーウェルは「おかしなことを言うようだけど、『ヒックとドラゴン』はほぼ自伝的作品なの。バーク島は実在の場所を基にしている」と、子どもの頃に家族で訪れたスコットランドの西海岸沖にある無人島がモデルとなっていることを明かしています。バイキングはブリテン島に侵攻した際にこの地域に上陸し最も長く滞在し、ドラゴンの存在を信じていたそうで、コーウェルはそうした要素から物語を膨らませたといいます。さらに、コーウェルは「ストイックは私の父がベースになっているの。父の存在はとても大きく、彼の期待に応えられていないといつも感じていたの」と述べています(映画公式資料)。本作のストーリーや舞台となるバーク島がとてもリアルに感じられるのは、こうした背景があるからなんでしょうね。

映画『ヒックとドラゴン』

そして、本作の目玉といえば、やっぱりヒック(メイソン・テムズ)を乗せたトゥースが空を飛び回るシーンです。実写版だと浮遊する感覚がよりリアルで、空や眼下に広がる海の壮大さも増して感じます。だから絶対に一度は映画館の大きなスクリーンで観て欲しいんですよね。もう一点、スクリーンで観て欲しい理由は、予想を遥かに超える大きさのドラゴンが出てくる点です。「そんなに大きいの︎⁈」という大きさなので期待してください。

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ
映画『ヒックとドラゴン』

さらに、ヒックやアスティ(ニコ・パーカー)達がドラゴン達と接するシーンも見もの。本作では、ドラゴンのパペットを作り、複数の操演者が全身を動かして撮影したそうです。トゥースは5名の操演者が動かしており、従来のアニマトロニクスを使わずに、顎と耳はケーブルで動かし、豊かな感情を表現できるよう形状を変えられる取り替え式の目が用意されていたそうですよ(映画公式資料)。
きっと多くの“ヒックとドラゴン”ファンが待ちに待っていた実写版。ぜひスクリーンでご堪能ください。

デート向き映画判定

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ/ニコ・パーカー

若者の初々しい恋愛模様もチラッと入っていて、カップルで観るのも良いでしょう。気まずいシーンはなく、2人が徐々に絆を築いていく過程には共感できるでしょう。初デートで観るのもアリですし、友達以上恋人未満の2人で観るのもアリですよ。ドラゴンに乗り、空のデートを楽しむ気分で観てください。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ/ジェラルド・バトラー

本作のストーリーの核にあるのは、ヒックとストイックという真逆のタイプの親子の物語です。バイキングとはこういうものだという価値観が根付いているなか、バイキングの象徴である族長ストイックの息子ヒックはバイキングの文化に馴染めていません。そんなヒックは自分らしい方法で、存在価値を認めてもらおうと奮闘します。子どもの立場で観ても、親の立場で観ても感慨深い物語です。同時に、ヒックと仲間達の友情物語も魅力となっているので、家族で観るのも、友達と観るのもオススメです。

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ

『ヒックとドラゴン』
2025年9月5日より全国公開
東宝東和
公式サイト

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©2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

TEXT by Myson


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