REVIEW

キングダム2 遥かなる大地へ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/豊川悦司/大沢たかお

シリーズ第2弾となる本作もアクションシーンに迫力アリです。前作に引き続き接近戦が見どころでありつつ、本作では軍と軍との大がかりな戦いが見どころとなっています。信(山﨑賢人)は天下の大将軍になることを夢見ていますが、着実にその道を進んでいると思える展開が物語のあちらこちらに見えてきます。なので、本作では個の戦闘力が比較されるだけでなく、大局を見ながら大勢の人を動かすリーダー同士の頭脳戦が描かれていて、群像劇のおもしろさが一層増しています。
原作コミックを全く観たことがない立場で本作を観ると、改めてキャラクター達のビジュアル・インパクトに魅力を感じます。特に本作ではさまざまな将軍が登場し、どのキャラクターもクセが強いので、ミーハー心がうずきます。演じているのもベテラン俳優というところでその変身ぶりを観るのも一興です。個人的には前作から引き続き、やはり大沢たかおが演じる王騎に目が釘付けになってしまいます(笑)。あのしゃべり方も何ともいえず魅力的です。そして、本作から登場する羌瘣(清野菜名)も最高にカッコ良い!この役にアクションが得意な清野菜名をキャスティングしている点にも好感が持てます。
134分という長さでしたが、テンポ良く迫力満点に描かれているのであっという間です。邦画のスケールを超えた映像なので、ぜひ大きなスクリーンで観て欲しいです。続編も楽しみ!

デート向き映画判定
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈

豪快なアクションでエンタメ性が高く、ラブストーリーの要素がないからこそ、どんな人も誘いやすいと思います。冒頭に前作のおさらいがちらっとついているので本作から観ても良いですが、登場人物が多いので、2人で一緒におさらいをしておいたほうが同じ情報量で楽しめて、片方だけ置いてきぼりということもないでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』山﨑賢人/清野菜名/岡山天音/三浦貴大/濱津隆之

カッコ良いキャラクターがたくさん登場し、キッズやティーンの皆さんに人気の俳優が勢ぞろいしているので、わざわざオススメする必要もなさそうですね。個人的に自分がまだ子どもだったら、本作を観た後は、確実に学校で羌瘣(清野菜名)の「トーンタンタン」を真似して友達と遊ぶだろうなと思います(笑)。

映画『キングダム2 遥かなる大地へ』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/豊川悦司/髙嶋政宏/要潤/玉木宏/佐藤浩市/大沢たかお

『キングダム2 遥かなる大地へ』
2022年7月15日より全国公開
東宝、ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
公式サイト

©原泰久/集英社
©2022映画「キングダム」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  2. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』
  3. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  4. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  5. 映画『果てしなきスカーレット』

PRESENT

  1. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  2. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  3. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
PAGE TOP