REVIEW

キングスマン:ファースト・エージェント

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』レイフ・ファインズ

シリーズ前作と時代設定が変わり、クラシカルなムードが一層濃くなっている本作。冒頭の雰囲気からどうやって、あのキングスマンのテンションに変わるのかというのも見どころで、ジワジワ、ジワジワ、ギューン、ブインブインブインという感じで一旦エンジンがかかると、そこから灰汁の強い展開に見事に変わっていきます。そしてシリーズを通して引き継がれる、品の良さと佇まいからのギャップが魅力のギョエ〜なシーンももちろんあります。同時に今作の特徴としては、不気味さが際立っているところです。正体がわからない組織とそのリーダーのシーンはカメラアングルにすごく凝っていたり、カラクリがいろいろなところに散りばめられています。なので謎解き的なおもしろさもあります。
あとはレイフ・ファインズ、ハリス・ディキンソン、リス・エヴァンス、ジェマ・アータートン、ジャイモン・フンスー、トム・ホランダー、チャールズ・ダンス、マシュー・グード、ダニエル・ブリュール、アーロン・テイラー=ジョンソン、スタンリー・トゥッチと超豪華キャストが集結していると点も本作の魅力。中でも強烈な印象だったのはリス・エヴァンスが演じたキャラクター。「どこに出てた?」と思ったら、一番クセが強いロシア人役でした(笑)。「どこまで本人がやってるの?」と思えるアクションシーンというか、ロシアンダンス的な機敏な動きは観ていて楽しいし、レイフ・ファインズが演じるオックスフォード公とのシーンが怪しおもしろ過ぎるので、ぜひご注目ください。
今作はかなりメランコリックなシーンもあり、キングスマン的な派手さも健在で、陰と陽のメリハリがとても効いています。ダブルの意味で鳥肌が立つエンディングも見どころで、絶対に皆さんの期待を裏切らない内容となっていますのでお見逃しなく。

デート向き映画判定
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』レイフ・ファインズ/ハリス・ディキンソン

シリーズ前作を観たことがあれば、それなりに激しいアクションシーンがあるのをご存じだと思います。痛々しいシーンが苦手な方を誘う場合は少し慎重に、どれくらいが許容範囲か、これまでに観たアクション映画などを聞いてみてからデートで一緒に観るべきかを判断すると良いでしょう。ロマンチックなシーンはちらっとあるくらいで、ムードが盛り上がるというタイプの作品ではないですが、逆に変に気まずくはならないはずなので、デートでも気楽に観られると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『キングスマン:ファースト・エージェント』リス・エヴァンス

PG-12となっていて、過激なシーンがあるので、中学生以上になってから観るほうが良いでしょう。迫力満点で、アクションはもちろん、キャラクター達の衣装や佇まい、振る舞いがとてもカッコ良いので、洋画好きへのきっかけになるかもしれません。映画にハマり出して、いろいろな作品を観てみたいという好奇心に駆られている方はぜひ観てみてください。

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』レイフ・ファインズ/ハリス・ディキンソン/ジャイモン・フンスー/リス・エヴァンス/ジェマ・アータートン

『キングスマン:ファースト・エージェント』
2021年12月24日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン 『カミング・ホーム』トーク付き一般試写会 3組6名様ご招待

映画『カミング・ホーム』トーク付き一般試写会 3組6名様ご招待

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

映画『木挽町のあだ討ち』柄本佑/渡辺謙 木挽町のあだ討ち【レビュー】

原作の「木挽町のあだ討ち」(永井紗耶子著)は、第169回直木三十五賞(通称、直木賞)、第36回山本周五郎賞を受賞したベストセラー…

WOWOW連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』織田裕二 織田裕二【ギャラリー/出演作一覧】

1967年12月13日生まれ。神奈川県出身。

映画『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』ハ・ジョンウ ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール【レビュー】

ハ・ジョンウが監督、脚本(キム・ギョンチャンと共同脚本)、主演を務める本作は、ロビー活動における接待ゴルフをテーマに…

海外ドラマ『9-1-1 LA救命最前線 シーズン7』ケネス・チョイ ケネス・チョイ【ギャラリー/出演作一覧】

1971年10月21日生まれ。アメリカ出身。

トーキョー女子映画部チャンネルpodcast ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】あの映画がおもしろいと思う本当の理由『28年後… 白骨の神殿』『HELP/復讐島』…etc.

今回からテーマを刷新。当WEBサイトのスタンスと変えて、ネタバレありで、個人的にツボにハマったポイントをざっくばらんにお話しています。

映画『超時空英雄伝エイリアノイド PART1』キム・テリ 超時空英雄伝エイリアノイド PART2【レビュー】

PART1に続く本作では、過去パートにあたる高麗末期にいるムルク(リュ・ジュンヨル)とイアン(キム・テリ)をはじめとした面々が…

映画『センチメンタル・バリュー』レナーテ・レインスヴェ/インガ・イブスドッテル・リッレオース センチメンタル・バリュー【レビュー】

『わたしは最悪。』のヨアキム・トリアー監督とレナーテ・レインスヴェが再びタッグを組んだ本作は、第78回カンヌ国際映画祭において、映画祭最長の19分間に及ぶスタンディングオベーションを巻き起こし、見事グランプリを受賞…

映画『梟−フクロウ−』リュ・ジュンヨル リュ・ジュンヨル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年9月25日生まれ。韓国出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ユージュアル・サスペクツ』ガブリエル・バーン/スティーヴン・ボールドウィン/ケヴィン・スペイシー/ケヴィン・ポラック あの名作をリメイクするとしたら、誰をキャスティングする?『ユージュアル・サスペクツ』

今回の「勝手にキャスティング企画!」では、『ユージュアル・サスペクツ』のリメイクを作るとしたら?と…

映画『教皇選挙』レイフ・ファインズ/スタンリー・トゥッチ 映画好きが選んだ2025洋画ベスト

正式部員の皆さんに投票していただいた2025年洋画ベストの結果を発表!2025年の洋画ベストに輝いたのは!?

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. 映画『木挽町のあだ討ち』柄本佑/渡辺謙
  2. 映画『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』ハ・ジョンウ
  3. 映画『超時空英雄伝エイリアノイド PART1』キム・テリ
  4. 映画『センチメンタル・バリュー』レナーテ・レインスヴェ/インガ・イブスドッテル・リッレオース
  5. 映画『嵐が丘』マーゴット・ロビー/ジェイコブ・エロルディ

PRESENT

  1. 映画『カミング・ホーム』ベン・キングズレー/ハリエット・サンソム・ハリス/ジェーン・カーティン
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP