REVIEW

クワイエット・プレイス 破られた沈黙

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』エミリー・ブラント/ノア・ジュプ

物語は前作の続きとなっていて、今作では子ども達が大活躍します。母エヴリン、長女のリーガン、長男のマーカスは、生まれたばかりの末っ子を連れてどこか避難できる場所を探します。そして彼等は隠れ家になりそうな場所を見つけますが、そこには先約がいて…。
この後は本編でご覧いただくとして、今作は人間も脅威になり得る状況で、前作とは違う緊張感があります。そして、今回は敵を迎え撃つ方法もバージョンアップしていて、キャラクター設定も充分に活かされているところに脚本の巧さを感じます。敵の強さも迫力も健在ですが、アボット家の面々も戦闘能力を増していて特に頭脳戦が楽しめます。
さらにキャストにはキリアン・マーフィ、ジャイモン・フンスーが加わり、物語の行方を左右するキーパーソンを演じています。敵の弱点などについても新たな発見があるので、優勢に立てそうだと期待を持てるところも出てきますが、同時に敵もかなり頭が良いので、最後まで決着がわからない攻防戦にハラハラドキドキが止まりません。今作もぜひアトラクション感覚で楽しんでください。

デート向き映画判定
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』エミリー・ブラント/ミリセント・シモンズ/ノア・ジュプ

吊り橋効果は抜群なので、デートムービーとしても良いと思います。ただ怖い映画は苦手という方を誘う場合は、予めこれまで観た映画などを聞いて、許容範囲を相談して決めると良いでしょう。前作を観ていなくても今作から楽しめますが、どちらかがまだ1作目を観ていないなら、事前にもう一回デートの約束をして前作を復習すると同じテンションで一層楽しめると思います。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』キリアン・マーフィ

小さいお子さんにはかなり怖いと思うので、せめて小学校高学年くらいになって、怖い映画にも好奇心が湧いてきてから観るほうが良さそうです。今回は皆さんと同じ世代の子ども達が大活躍をするので、等身大で物語に入っていけると思います。家族と観るのも良いし、友達と観るのも楽しいですよ。

映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』エミリー・ブラント/ミリセント・シモンズ/ノア・ジュプ

『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』
2021年6月18日より全国公開
東和ピクチャーズ
公式サイト

©2019 Paramount Pictures. All rights reserved.

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『楓』福士蒼汰/福原遥 『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『楓』カバーアーティスト、十明による“楓”生歌唱付き&サプライズゲスト登壇!特別試写会 9組18名様プレゼント

映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大 兄を持ち運べるサイズに【レビュー】

原作は、村井理子が書いたノンフィクションエッセイ「兄の終い」…

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ 3名様プレゼント

映画『見はらし世代』井川遥 井川遥【ギャラリー/出演作一覧】

1976年6月29日生まれ。東京都出身。

映画『WEAPONS/ウェポンズ』 WEAPONS/ウェポンズ【レビュー】

ある町から突然17人の子どもが同時に行方不明になるところから始まる本作は、“IT/イット”“死霊館”シリーズなど、傑作ホラーを多数世に送り出してきた…

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『兄を持ち運べるサイズに』柴咲コウ/オダギリジョー/満島ひかり/青山姫乃/味元耀大
  2. 映画『WEAPONS/ウェポンズ』
  3. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  4. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  5. 映画『果てしなきスカーレット』

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP