REVIEW

屍人荘の殺人

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『屍人荘の殺人』神木隆之介/浜辺美波/中村倫也

謎解きものだということはタイトルからわかりますが、まさか○○○ものとは思っておらず、驚きました。でも“屍人”とついているので、そこがヒントになりますね。さらに斬新だと思ったのは、○○○が出てくるのに、○○○と戦うことが軸ではなく、あくまでミステリーに徹しているところです。人間だけではなく、○○○が絡まることで、ミステリーの謎も幅が広がり、そのトリックがユニークです。もちろん○○○も倒しますが、ギリギリのところで過激になりそうな描写を別の描写で置きかえているので、ホラーが苦手な人でも観られます。浜辺美波がこれまたコメディエンヌぶりを発揮していて、本作の世界観を象徴するキャラクターを好演しています。神木隆之介、葉山奨之、矢本悠馬、佐久間由衣、山田杏奈、中村倫也と、若手人気俳優がわんさか出てくるので、ゾンビが登場する映画をまだ観たことがない若い人達の入門編としても楽しめますよ。ネタバレを避けて、○○○としましたが、それは観てのお楽しみに。

デート向き映画判定
映画『屍人荘の殺人』神木隆之介/浜辺美波

「え〜、そういう話なの??」という驚きがあり、そういうジャンルが苦手な人にとってはドギマギしてしまうかも知れませんが、そのジャンルでお馴染みの描写はギリギリのところで映さずに、別の表現になっているので、観てみると大丈夫だっと思えるはずです。ちょうど良い具合にハラハラドキドキするので、つりばし効果もあるでしょう。特に若いカップルにオススメです。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『屍人荘の殺人』神木隆之介/中村倫也

小学校低学年くらいまではまだこういうジャンルは怖いと思いますが、小学校高学年くらいになると、興味が湧いてくる人もいますよね。そういう人にはうってつけの作品だと思います。謎解きは観終わったあともいろいろ話せて楽しいので、友達同士で観ても、親子で観ても良いと思います。

映画『屍人荘の殺人』神木隆之介/浜辺美波/葉山奨之/矢本悠馬/佐久間由衣/山田杏奈/大関れいか/福本莉子/塚地武雅/ふせえり/池田鉄洋/古川雄輝/柄本時生/中村倫也

『屍人荘の殺人』
2019年12月13日より全国公開
東宝
公式サイト

TEXT by Myson

©2019「屍人荘の殺人」製作委員会

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP