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親密な他人【レビュー】

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映画『親密な他人』黒沢あすか/神尾楓珠

行方不明になった息子の帰りを待つ主人公の恵(黒沢あすか)と、その息子の情報を知るという謎の青年、雄二(神尾楓珠)の不思議な人間模様がサスペンスと交えて描かれた本作。最初は恵の息子に対する愛情や心配から雄二に近づいているように見えますが、物語が展開するにつれて恵の行動に困惑させられ、「どうして?」という要素が増えていきます。一方、雄二自身にもどこか寂しさがあり、恵に自然と引き寄せられているように見えるので、最後までそれぞれの真意が気になります。
監督と脚本は、劇映画『ハリヨの夏』、ドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり』『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』などを手掛けてきた中村真夕が務めており、恵と雄二の絶妙な空気感はとても上手く表現されていて、黒沢あすかと神尾楓珠の演技力と監督の手腕を感じられます。そして、上村侑、尚⽞、佐野史郎、丘みつ⼦らが演じるキャラクターの登場も物語の良いアクセントとなっています。
全体的に静かなトーンで物語が進みますが、主人公2人の親子のような恋人のような関係に翻弄させられ、物語の真相にハラハラさせられます。サスペンス好きの方はもちろん、じっくり考えながら観るのが好きな方にも向いている作品だと思います。

デート向き映画判定
映画『親密な他人』黒沢あすか/神尾楓珠

ムードが盛り上がる要素はありませんが、サスペンス好きのカップルなら一緒に観るのもアリです。鑑賞後はお互いの推理を話し合うのも語り甲斐があると思います。また、恵と雄二はそれぞれ心に傷を抱えているキャラクターなので、同じように何か心に傷を抱えている場合はこれを機にパートナーに伝えるのも良いかも知れません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『親密な他人』黒沢あすか

恵と雄二の過去の出来事や心理を想像できたほうがより物語を理解できると思うので、キッズはせめて中学生以上になってから観てください。ティーンの場合は雄二目線で観られ、サスペンスとしても十分楽しめると思います。ただし、雄二はある悪いことをやっているのでそこだけは真似しないでくださいね。

映画『親密な他人』黒沢あすか/神尾楓珠

『親密な他人』
2022年3月5日より全国順次公開
シグロ
公式サイト

© 2021 シグロ/Omphalos  Pictures

TEXT by Shamy

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1997年6月26日生まれ。オーストラリア生まれ。

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