REVIEW

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』綾野剛/北川景子

「さよならドビュッシー」で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、中山七里の“刑事犬養隼人”シリーズ「ドクター・デスの遺産」を原作に映画化した本作は、130人もの患者を安楽死させた実在のアメリカ人医師ジャック・ケヴォーキアンをモデルにしています。誰がドクター・デスなのかを追うハラハラドキドキはもちろん、シリアルキラーの狂気を描くことで、安楽死の背景にある家族の苦しみや、その家族を苦しめている罪悪感にさらに苦しむ患者達の心情を浮き彫りにするストーリー展開が魅力となっています。ネタバレになるので具体名は伏せますが、とある俳優数名の怪演ぶりがスゴくて、後半はゾクゾクが増します。逆に言うと、キャストのラインナップで想像できてしまう部分がなきにしもあらずなので、情報は極力入れずに観ることをオススメします。序盤のシーンで「?」と思えるシーンに気付くと、真相に早く気付くと思うので、最初から目を凝らして観てください。

デート向き映画判定
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』綾野剛/北川景子

「最後まで真相に気付けなかった!」「あの時点で気付いた」など、この手の映画は鑑賞後に会話が弾むので、デートで観るのもありでしょう。デートで観て気まずいシーンもないので、初デートでもオーケーです。安楽死がテーマなので、ビジュアル的に刺激の強いシーンはありませんが、家族が闘病中の人などには辛い部分もあるので、そこだけ誘う際に要注意です。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』北川景子/岡田健史/前野朋哉/青山美郷/石黒賢

安楽死の背景をわかった上で観て欲しいので、せめて中学生くらいになってから観るほうが良いのではと思います。家族が大切だからこそ苦しみがあるというところで、いろいろな立場で考えさせられる内容となっています。謎解きも楽しみながら、家族の存在、自分の存在が周囲の人にとってどれだけ大切か、想像しながら観てもらうとより有意義だと思います。

映画『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』綾野剛/北川景子

『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』
2020年11月13日より全国公開
ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』ダニエル・クレイグ/ジョシュ・オコナー ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン【レビュー】

物語の舞台は、田舎町にある教会です。若き神父ジャド・デュプレンティシー(ジョシュ・オコナー)は、赴任したばかりのその教会で…

映画『マーズ・エクスプレス』 マーズ・エクスプレス【レビュー】

西暦2200年の火星の首都ノクティスを舞台に描かれる本作のタイトルは、「20年以上にわたり宇宙で活動をつづけている実在の火星探査機〈マーズ・エクスプレス〉の名」がつけられています…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ポール・ジアマッティ ポール・ジアマッティ【ギャラリー/出演作一覧】

1967年6月6日生まれ。アメリカ出身。

映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ 悪魔退治のノウハウ—韓国映画にみる悪魔祓い

今回は韓国映画の悪魔祓いにスポットを当ててご紹介します。

映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス HELP/復讐島【レビュー】

本作のストーリーと演出はぶっ飛んでいて…

Netflixドラマ『ザ・ポリティシャン シーズン1』ジェシカ・ラング ジェシカ・ラング【ギャラリー/出演作一覧】

1949年4月20日生まれ。アメリカ、ミネソタ州クロケット出身。

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ランニング・マン』グレン・パウエル ランニング・マン【レビュー】

1982年、原作者のスティーヴン・キングはリチャード・バックマンというペンネームで、本作の原作小説「ランニング・マン」を出版し、1985年にキング本人の名前で…

映画『終点のあの子』當真あみ/中島セナ 終点のあの子【レビュー】

『伊藤くんA to E』『私にふさわしいホテル』『早乙女カナコの場合は』などの原作者としても知られる柚木麻子のデビュー作「終点のあの子」が映画化…

映画『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』ローラ・カーマイケル ローラ・カーマイケル【ギャラリー/出演作一覧】

1986年7月16日生まれ。イギリス出身。

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集! 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!

2025年10月から始めた映画学ゼミは、皆様のおかげで第4回(全8コマ)を実施できました。本当にありがとうございます! 2026年に入り、プチリニューアルし、第5回を実施します。

映画『ウィキッド ふたりの魔女』シンシア・エリヴォ/アリアナ・グランデ トーキョー女子映画部が選ぶ 2025年ベスト10&イイ俳優MVP

2025年も毎年恒例の企画として、トーキョー女子映画部の編集部マイソンとシャミが、個人的なベスト10と、イイ俳優MVPを選んでご紹介します。

映画『チャップリン』チャーリー・チャップリン『キッド』の一場面 映画好きが選んだチャーリー・チャップリン人気作品ランキング

俳優および監督など作り手として、『キッド』『街の灯』『独裁者』『ライムライト』などの名作の数々を生み出したチャーリー・チャップリン(チャールズ・チャップリン)。今回は、チャーリー・チャップリン監督作(短編映画を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

学び・メンタルヘルス

  1. 【映画学ゼミ第5回】「登場人物にみる人間の非合理性」参加者募集!
  2. 映画『グッドワン』リリー・コリアス
  3. 人間として生きるおもしろさを知る【映画学ゼミ第4回】参加者募集

REVIEW

  1. Netflix映画『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』ダニエル・クレイグ/ジョシュ・オコナー
  2. 映画『マーズ・エクスプレス』
  3. 映画『鬼胎(クィテ) 黒い修道女』ソン・ヘギョ
  4. 映画『HELP/復讐島』レイチェル・マクアダムス
  5. 映画『ランニング・マン』グレン・パウエル

PRESENT

  1. 映画『アウトローズ』ジェラルド・バトラー
  2. 映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』チャージングパッド
  3. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP