REVIEW

探偵マーロウ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『探偵マーロウ』リーアム・ニーソン

本作は、なんとリーアム・ニーソン出演100本記念作品だそうです。スゴいですね!リーアム・ニーソンは1952年6月7日生まれということで、本作が日本で公開される2023年6月16日にはもう71歳です。70代には見えない若さで、カッコ良さも健在です。そして、本作には“96時間”シリーズなどのアクション映画ほどはアクションシーンがないとはいえ、マーロウが腕っ節の強さを披露しているシーンがあります。スタントマンが演じている可能性もあるとはいえ、70歳を過ぎてもアクションシーンが画になるというのはスゴいですよね。
そして、映画公式サイトによると、本作の主人公マーロウは「作家レイモンド・チャンドラーが生み出し、ハンフリー・ボガート、ロバート・ミッチャムといった名だたる俳優たちが扮した」キャラクターだそうです。原作は、ジョン・バンヴィルによる「黒い瞳のブロンド」。この原作は、チャンドラー著「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けているとのことです(同じく映画公式サイトより)。ミステリー好きの方にはたまらない1作なんですね。また、ハリウッドの映画業界が絡むストーリーという点で、映画好きの興味を引くストーリーです。ある男性の失踪の影に何があるのか。フィクションとはいえ、こんなことがあっても不思議ではないハリウッドの裏側を覗く感覚でご覧ください。

デート向き映画判定
映画『探偵マーロウ』リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー

探偵マーロウと、マーロウに依頼する令嬢クレア(ダイアン・クルーガー)は、ただ立っているだけ、歩いているだけでも画になります。そして、オシャレムードが漂う世界観なので、デートで観るのも良いと思います。ただし、そんなムードに酔いしれて油断していたら、序盤の若干刺激の強いシーンでギョッとします。映画を観慣れている方を誘う場合はあまり気にせずとも大丈夫だと思いますが、初デートの場合は普段相手がどんな映画を観ているか聞いてから誘うと良いでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『探偵マーロウ』リーアム・ニーソン

かなり渋い作品なのでせめて中学生くらいになってから観るほうが楽しめそうです。ミステリー好きの方は、登場人物同士の関係などを一つひとつ頭に入れて、推理してみてください。ちらっとしか出てこないけれど、頻繁に名前が出てくる登場人物もいるので、観る際は集中して名前もしっかり覚えておきましょう。

映画『探偵マーロウ』リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー/ジェシカ・ラング/アドウェール・アキノエ=アグバエ/ダニー・ヒューストン/アラン・カミング

『探偵マーロウ』
2023年6月16日より全国公開
STAR CHANNEL MOVIES
公式サイト

©2022 Parallel Films (Marlowe) Ltd. / Hills Productions A.I.E. / Davis Films

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 【映画学ゼミ第2回】「性格特性と映画の好みの関連」「伏線回収と解釈の実践1」参加者募集!

【映画学ゼミ】第2回概要映画学ゼミ第2回もNとSでテーマを変えて実施します。どちらかのみ参…

映画『女性の休日』 女性の休日【レビュー】

ちょうど今から50年前の今日、1975年10月24日に…

映画『爆弾』山田裕貴/佐藤二朗 爆弾【レビュー】

呉勝浩による同名ベストセラー小説を原作として映画化された本作は、知らぬ間に…

海外ドラマ『エイリアン:アース』海外ドラマ『エイリアン:アース』 シドニー・チャンドラー【ギャラリー/出演作一覧】

1996年2月13日生まれ。アメリカ出身。

映画『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』マリアンヌ・ジャン=バプティスト/ミシェル・オースティン ハード・トゥルース 母の日に願うこと【レビュー】

現代のロンドンを繰り広げられる本作は、対照的な性格を持つ姉妹のそれぞれの日常を…

映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人 ミーツ・ザ・ワールド【レビュー】

この町で出会った、アニメにハマっている腐女子の由嘉里(杉咲花)、キャバ嬢のライ(南琴奈)、既婚の No.1 ホスト、アサヒ(板垣李光人)は、それぞれどこか孤独感、空虚感を…

韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』パク・ヒョンシク パク・ヒョンシク【ギャラリー/出演作一覧】

1991年11月16日生まれ。韓国出身。

『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』豆原一成さん、八木莉可子さんインタビュー 『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』豆原一成さん、八木莉可子さんインタビュー

今回は『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』で恋人役として共演された豆原一成さんと八木莉可子さんにインタビューをさせていただきました。

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「なんとなく孤独、これでいいの?」

今回も、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談を2件取り上げました。最後に、2025年10月劇場公開作品の中で特にオススメの3作品を紹介しています。

映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』オリヴィア・コールマン/ベネディクト・カンバーバッチ ローズ家~崖っぷちの夫婦~【レビュー】

昔、同じような設定の映画があった気がすると思っていたら、やはり元ネタは…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年11月募集用 【映画学ゼミ第2回】「性格特性と映画の好みの関連」「伏線回収と解釈の実践1」参加者募集!

【映画学ゼミ】第2回概要映画学ゼミ第2回もNとSでテーマを変えて実施します。どちらかのみ参…

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion ファイナンシャルプランナーから学ぶ【明るい未来のための将来設計とお金の基本講座】(スイーツとお飲み物付)女性限定ご招待!

本セミナーでは、「NISA・iDeCoなどの資産形成」「子どもの教育資金」「将来受け取る年金」「住宅購入・住宅ローン」「保険」など、将来に役立つお金の知識や情報、仕組みやルールについて、ファイナンシャルプランナーの先生が初めての方でもわかりやすく優しく教えてくれます。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年11月募集用
  2. 映画『おーい、応為』長澤まさみ
  3. AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion

REVIEW

  1. 映画『女性の休日』
  2. 映画『爆弾』山田裕貴/佐藤二朗
  3. 映画『ハード・トゥルース 母の日に願うこと』マリアンヌ・ジャン=バプティスト/ミシェル・オースティン
  4. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
  5. 映画『ローズ家~崖っぷちの夫婦~』オリヴィア・コールマン/ベネディクト・カンバーバッチ

PRESENT

  1. 映画『爆弾』山田裕貴/佐藤二朗
  2. AXA生命保険お金のセミナー20251106ファイナンシャルプランナーversion
  3. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
PAGE TOP