映画『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』批評、デート向き映画判定、キッズ&ティーン向き映画判定

REVIEW

ワイルド・スピード／ファイヤーブースト

2023/5/18
REVIEW, キッズ＆ティーン向き映画判定, デート向き映画判定

“ワイルド・スピード”は劇場公開のリアルタイムでずっと観てきているのですが、改めて22年も続いているシリーズと知って驚きます。そして、そんなに長い間続いているのに、ヴィン・ディーゼルって見た目があまり変わっていないからビックリです。本作はシリーズ11作目にあたり、本作を含む最終章は2部作となるのか3部作となるのか、噂と憶測が飛び交っています。
それはさておき、本シリーズは毎度豪華キャストながら、本作は最終章にふさわしく、さらに豪華キャストが揃っています。まずは歴代のメンバーが勢揃いします。何名かはなかなか出てこないので「あの人は出てこないの？？」と思わせられますが、引っ張って引っ張って引っ張って、「わ〜〜〜やっぱり！」となるのでお楽しみに。そして、最終章を飾るにふさわしい悪役として、ジェイソン・モモアが参戦。クセの強いキャラクター、ダンテを演じています。ファッションも独特で、「（『アラジン』の）ジーニーやん！」って言いたくなるようなシーンもあり、キャラクターの不気味さにゾクッとすると同時にクスッと笑えます。また、ドミニク（ヴィン・ディーゼル）達を支える極秘組織の一員にブリー・ラーソンが演じるキャラクターが加わります。この豪華共演を観るだけでも嬉しい作品となっていますよ。
そして、もちろんカーアクションは前作を越えてきます。毎度「これ以上ある？」と思いながら観ていますが、期待を越えてくるのがスゴい！また、大きな見せ場は前半と後半でそれぞれ出てきますが、現実ではありえなさ過ぎる超アクロバティックなカーアクションが見ものです。もう、ぶっ飛び過ぎて笑えます。
というわけで今作も間違いナシのクオリティ。映像と音の迫力を存分に味わっていただきたいので、ぜひ大スクリーンでお楽しみください！

派手なアクションがてんこ盛りで、スピード感も抜群なので、最初から最後まで飽きることがありません。本シリーズ全作がまさに王道のデートムービーといえます。ラブストーリーも程よく描かれますが、物語の軸はドミニクの過去の因縁の対決なので、逆にカップルで観て気まずくなるようなことはありません。初デートでも安心して誘ってください。