取材&インタビュー

『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音さんインタビュー

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映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音さんインタビュー

今回はいろいろな作品に引っ張りだこの岡山天音さんにインタビューをさせて頂きました。さまざまな役柄を演じてきた岡山さんが、普段どんなことに興味を持っていらっしゃるのかなど、聞いてみました。

<PROFILE>
岡山天音(おかやま あまね):杉下啓三 役
1994年6⽉17⽇⽣まれ、東京都出⾝。2009年『中学⽣⽇記 シリーズ・転校⽣(1)~少年は天の⾳を聴く~』(NHK)でデビュー。2017年公開の主演映画『ポエトリーエンジェル』での演技が評価され、第32回⾼崎映画祭最優秀新進男優賞を受賞。その後も朝の連続小説『ひよっこ』ほかドラマや映画で数多くの作品に出演し、2020年は8本の映画に出演している。本作では、ドラマ版に引き続き、主人公の杉下啓三役を好演。近年の主な出演作は、『新聞記者』『王様になれ』『劇場版 そして、生きる』『踊ってミタ』『ワンダーウォール 劇場版』『青くて痛くて脆い』など。今後の公開待機作には『おらおらでひとりいぐも』『ホテルローヤル』が控えている。

※前半は合同インタビュー、後半は独占インタビューです。

一度はやってみたいアルバイト、それは…

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音/森川葵

マイソン:
岡山さんが普段思わず長居してしまうお店ってどんなお店ですか?

岡山天音さん:
まさにヴィレヴァンです。商品を並べている人達の体温を感じるところで、思わず足を止めてしまうんだと思います。こういうものが売れているから並べようっていうことだと、なかなか引っ掛からないので、そこですかね。

マイソン:
じゃあ物よりもお店の雰囲気とか、お店の方の漂わせる空気に魅力を感じるというか…。

岡山天音さん:
何でもそうですが、広告でよく見かけたりするものが並んでいると、目が慣れてしまっているので通り過ぎちゃうんですけど、本屋に限って言うと、そういうのもありつつ、見たことがないジャケットの本があると、おもしろいなと感じます。まさに長居といったらヴィレッジヴァンガードですよね。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音さんインタビュー

マイソン:
劇中のヴィレヴァンでもいろいろなグッズがありましたが、撮影の合間に他の役者さん達と「これがおもしろい」と盛り上がった物はありますか?

岡山天音さん:
ドラマのシーズン2で “たべっ子どうぶつ”がキーになっている回があって、撮影場所の控え室にたべっ子どうぶつとその関連グッズがたくさん置いてある中に、“たべっ子どうぶつキーホルダー”っていうのがあって、それを皆で選んだのを覚えています。最上もがさんがライオンを当てていました(笑)

マイソン:
ちょっと動物占いみたいな感じで(笑)。

岡山天音さん:
そうですね(笑)。可愛くてめっちゃ気に入っていました。皆別々の動物を今持っています。


映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音/萩原聖人/安達祐実

記者A:
サブカルが世の中からなくなったらどうなると思いますか?

岡山天音さん:
どうなるんですかね?僕はめちゃめちゃ苦しいですけど、何かまた別に執着できるものを見つけるんだと思います。昔の人は今より材料とかが揃っていない状況でしたが、ずっと娯楽っていうものは存在し続けています。(コロナ禍の)自粛期間中もライブだったり、生で何かを観る機会がなくなったけど、その分皆活路を求めてzoomとかネットを介して新しい形でどうにか自分がやってきたエンタメの発表場所を作れないかとか探しています。制約とかそういうものが生まれたら生まれたで、また新しい何かが始まるというか、起きている出来事事態はものすごく大変なことでそういう時期でしたが、エンタメに関していうと、その現象はおもしろいなと思いました。キチキチに縛られたなかで新しいことが生まれていく、そのワクワクみたいなものがあの期間の鬱屈とした気持ちを救ってくれましたね。


マイソン:
一度はやってみたいアルバイトはありますか?

岡山天音さん:
アイドルの握手会のはがしですね。

一同:
ハハハハハハ!

岡山天音さん:
アイドルの握手会って、人気グループだと5〜6時間待ちじゃないですか。それはやっぱり並べないし、何が行われているのかっていうのが垣間見れないんですよ。だけど、はがしになったら見放題ですよね。しかも、自分が握手するとなると緊張しますけど、他の人が握手をしている様子を見られるっていうのは、冷静に何が起きているのか、こういう出来事で何でこんなに行列ができるのかっていうことを知れるという。その世界を見られるのは、はがしだけなんですよ(笑)。いろいろな方を次々と見られますし、ブラックボックスじゃないですけど、当事者しか知り得ないいろいろなパターンを見られる。アイドルの人はずっとそれをやっていくわけで、そこで行われていることを直に見てみたいですね。何時間も並んで数秒っていう、それでもあれだけ並ぶっていう、そこまで人を惹き付けるわけですから、何が起きているのか知りたいですね。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音/森川葵/最上もが/本多力/柏木ひなた/滝藤賢一

マイソン:
聞いていて思ったんですけど、人間洞察的におもしろそうなことにきっと興味がおありなのかなと。普段日常で人を見る時にすごく目が行ってしまうことはありますか?

岡山天音さん:
道で人がケンカをしているのを見るのはすごく好きですね。こんな風に言うとすごくヤバい奴に思えるかもしれませんが(笑)、道でケンカをしている人って、声が聞こえない静かなケンカでもわかるんですよ。発声とか表情でケンカしているっぽいなってわかるんですよね。普通のトーンでやり合っている人達でもわかる。それが何でわかるんだろうっていうのを見ちゃいますね。

マイソン:
それは演技にも結び付いていますか?

岡山天音さん:
結び付いてるんですかね?そんなストイック感は出したくないんですけど(笑)。この人は何で気が弱そうに見えて、この人は何でパワフルに見えるのかとか、安易な話ですけど、目が泳ぐからだとか、眉毛の形だとか、何でそういう印象を受けるのかっていうことは、常々見てしまっているかもしれません。何がそうさせているのかっていうのを具体化していくことが好きなのかもしれないです。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』安達祐実/滝藤賢一

どんな役も、全部が難しくて、全部が楽しい

マイソン:
岡山さんがいち観客として映画を観る時に良い俳優さんだなと思う人の特徴はありますか?

岡山天音さん:
目が離せないっていうことですかね。その理由は何でも良くて、本当にいろいろなタイプの俳優さんがいるじゃないですか。立ってるだけで惹き付ける人もいれば、いろいろな弾を撃ってどんどん自分のほうに観客を感情移入させていく俳優もいれば、それこそ本多力さんみたいにキャラクターのオリジナリティみたいなところでバンと一発で撃っていく人もいるし、素人の男の子が映画初出演で、目が離せなくなったり。あらゆるパターンがありますけど、目が離せない、そういう人になりたいです。

マイソン:
たくさん作品に出られていて、監督さんによっていろいろ演出も違うと思うんですけど、岡山さんの中で俳優としてここだけは軸として持っているみたいな部分はありますか?

岡山天音さん:
極力楽しむということですかね。やっぱり肉体を使う仕事なので、自分の肉体をさらして楽しんでいる時が1番自分の価値を発揮できていると思うんですよね。それは芝居に限った話ではないんですけど、経験上ポジティブなところからスタートを切っていれば上手くいくので、そこですかね。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音/森川葵/最上もが/本多力/柏木ひなた

マイソン:
よく映画の紹介とかで“難役に挑戦”とか、難しい役っていうカテゴリーが世の中に何となくあるのかなと思いつつ、実際に俳優さんにとっては何を難役とするかは違うのかなとも思います。岡山さんにとってやりやすい役、難しい役ってありますか?

岡山天音さん:
基本的にやりやすさ、やりづらさっていうのは1つの役の中にあって、割合は等しいですね。例えば、自分とものすごく境遇が近かったり、自分の身体的な癖とかを全部そのまま出せば良い役があったとして、それをそのままやるって意味ではやりやすいのかもしれないですけど、それをそのままやるっていうことを僕はしたくないので、それを変化球に変換していくっていう作業をして、自分がやりやすいところで落とさないっていうことはします。となると結果割合は等しくなるんです。だから全部が難しくて、全部が楽しいって感じですね。

マイソン:
俳優のお仕事の醍醐味は何でしょうか?

岡山天音さん:
やっぱりどの仕事も他者に対して間接的にであれ、影響を及ぼす仕事だと思うんですよ。それを肌で感じやすいってことですかね。自分がやった仕事がどういう影響を社会に、世間の人に与えているのかっていうのを直に感じられるので、それはすごくレアな仕事だなって感じます。あと舞台挨拶とかでお客さんの前に立って、エネルギーをそのまま受け取ったり、そこは特殊だなと思います。自分が何をしているのかがわかりやすく伝わるので身内も喜んでくれますし、そういうところですかね。

マイソン:
では最後の質問で、今までで1番大きく影響を受けた映画か人物がいたら教えてください。

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』岡山天音さんインタビュー
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岡山天音さん:
窪塚洋介さんですかね。窪塚さんは僕世代の男は皆少なからず影響を受けていて、好きな俳優とか憧れの俳優は誰って議題がよくあがるんですけど、「窪塚さん抜きで誰?」っていうのを前提で聞くくらい皆通ってきた道で、やっぱり唯一無二に惹かれますよね。オリジナリティがあれだけある人っていないですし、窪塚さんがやっているお芝居って他の人がトレースしようと思っても成立しないものだと思います。ご本人にもものすごく主張とかカラーがあるじゃないですか。お芝居もそうで、入口はそこだったんですけど、気付いたらそういう線引きを越えて、男がその存在に惚れているっていう感じですね。何冊か出された本も読んでいますし、役者としてなのか人としてなのかわからないけど、カッコ良いなと思う1人ですね。カリスマと言いますか。

マイソン:
今日はありがとうございました!

2020年9月10日取材 PHOTO&TEXT by Myson

映画『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』

『リトル・サブカル・ウォーズ 〜ヴィレヴァン!の逆襲〜』
2020年10月23日より全国公開
監督:後藤庸介
出演:岡山天音、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、水橋研二、落合福嗣、小林豊(BOYS AND MEN)、大場美奈(SKE48)/萩原聖人、安達祐実/平田満、滝藤賢一
配給:イオンエンターテイメント

空っぽな生活を送っていた大学生の杉下啓三は、個性的な商品を多く取り扱っているヴィレッジヴァンガードでアルバイトをするようになり、フィーリングの合う仲間達と楽しい日々を過ごすようになっていた。そんなある日、杉下は思わず店内で居眠りをしてしまい、目覚めた時には、サブカルが取り締まられる世界に変わっていた…。

公式サイト 映画批評&デート向き映画判定

© 2020メ~テレ

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  2. 映画『レッドシューズ』朝比奈彩
  3. 映画『いつかの君にもわかること』ジェームズ・ノートン/ダニエル・ラモント
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