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映画で“食”について考えてみよう19:加工食品の種類によって食べ方や量を調整することが大切

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映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』淸造理英子/門田敏子/川瀬葉月/藤原亜紀

今回は前回に引き続き加工食品の種類と特徴についてご紹介します。身体に良いものもあれば、摂り過ぎに注意が必要な食材もあるので、ぜひこの機会にそれぞれの加工食品の特徴を再確認してみてください。

映画で“食”について考えてみよう18:加工食品を上手に使って食卓と健康をサポート

主な加工食品の特徴と栄養2

★「主な加工食品の特徴と栄養1」はこちら

パン…基本的には小麦粉(もしくは他の穀物)に酵母(イースト)や塩、水を加えて生地を作り、発酵させてから焼いたもの。
栄養価→主な栄養素は糖質(炭水化物)。摂り過ぎには注意が必要だが、炭水化物は身体を動かすためのエネルギー源になるため、適量なら心配不要。また、クロワッサンなどの塩分や油脂をたっぷり含んだパンも食べ過ぎに注意。ライ麦パンなどビタミンを多く含んだパンは積極的に摂りたいので、種類によって食べ合わせや食べる量の調整が必要。

豆腐…水を十分に含んだ大豆をすりつぶし、煮た後に濾したものが豆乳で、そこににがりなどの凝固剤を入れて固めたものが豆腐。
栄養価→良質なたんぱく質を多く含む、消化の良い食材。豆腐のたんぱく質は、コレステロールや中性脂肪の血中濃度を下げ、血管を丈夫にする効果が期待できる。また、骨粗しょう症や更年期障害を予防し、前立腺がんの発生を抑える働きのあるイソフラボンも含まれている。さらに、カルシウムも豊富で木綿豆腐3分の1丁でコップ1杯の牛乳と同じカルシウムを摂取することができる。

こんにゃく…サトイモ科のこんにゃくいもを製粉したものに水を加えて練り、凝固剤で固めたもの。
栄養価→90%以上が水分のため、栄養価はほとんどない。ローカロリーな食材のため、ダイエットなどに活用されることも多い。また、グルコマンナンという人間の消化酵素では分解できない食物繊維が含まれているため、便秘解消の助けにもなる。

映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』淸造理英子

<ハム、ベーコン、ソーセージ>
食肉を長く保存するために開発された方法で、日本では明治時代から食肉加工品が製造、販売されるようになった。
栄養価→主な原材料は豚肉なので、動物性たんぱく質やビタミンB群が含まれている。元々保存食として作られ、どの食材も高塩分なので、食べ過ぎには注意が必要。

ハム…塩漬けにした豚肉を燻製して、湯煮したものの総称。主な種類に、ボンレスハム、ロースハム、ショルダーハム、プレスハムなどがある。生ハムはハムの仕上げである湯煮をしていないもの。

ベーコン…豚のバラ肉を塩漬けし、長時間燻製したものの総称。日本ではロース肉や肩肉を使ったベーコンもある。

ソーセージ…ハムやベーコンを作った残り肉などをミンチにし、食塩や香辛料と練り合わせ、牛、豚、羊の腸に入れて加工したもの。

映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』淸造理英子

上記以外にもさまざまな加工食品があり、近年は冷凍食品やレトルトパウチ食品、インスタント食品などの調理加工品もどんどん増え、スーパーで当たり前に手に入れることができます。加工食品は調理の手間を省けるものが多く、とても助かりますが、同じものばかりに偏り過ぎると良くないので、バランスを取りながら上手に活用しましょう。

<参考・引用資料>
三ッ井清貴「服部幸應の食育インストラクター養成講座 テキスト3」(がくぶん)
本内容は、上記で語られている内容を一部引用しまとめたものです。

食にまつわる映画をチェック!

映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』淸造理英子/門田敏子/川瀬葉月/藤原亜紀

『旧グッゲンハイム邸裏長屋』
2022年4月8日より全国順次公開
公式サイト
アインワーカー

物語の舞台は、神戸市内にある築100年を超える洋館、旧グッゲンハイム邸。物語ではその裏手にある長屋の住人達による穏やかで何でもない日常の中にある、小さな奇跡が映し出されていく…。

映画『旧グッゲンハイム邸裏長屋』淸造理英子/門田敏子/川瀬葉月/藤原亜紀

★食の注目POINT!!
住人達が食卓を囲んで楽しく食事をしているシーンは観ていてとてもほっこりします。また、前回と今回紹介した加工食品もどこかに登場していないか、隅々までご覧ください。

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『モロッコ、彼女たちの朝』
DVDレンタル・販売中/デジタル配信中
REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定
マリヤム・トゥザニ監督インタビュー

マリヤム・トゥザニ監督の長編デビュー作で、過去に家族で世話をした未婚の妊婦との思い出をもとに作られた映画。主人公はカサブランカの街で女手ひとつでパン屋を営むアブラと、その扉をノックした未婚の妊婦サミア。思いがけぬ出会いを果たした2人が人生に光をもたらしていく…。

映画『モロッコ、彼女たちの朝』ルブナ・アザバル/ニスリン・エラディ

★食の注目POINT!!
日本ではなかなか見かけないモロッコの特徴的なパンがたくさん登場します。思わずパンが食べたくなるので、鑑賞後はぜひ近くのパン屋さんへ向かってください。

©ミカタフィルム
© Ali n’ Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artémis Productions

TEXT by Shamy(NPO日本食育インストラクターPrimary)

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