REVIEW

ブレット・トレイン【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット

ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、ローガン・ラーマン、マシ・オカ、サンドラ・ブロックなど、キャストの豪華さだけでも観たくなりますよね。ここでは敢えて明かしませんが、この他にも人気俳優が出ているので、サプライズ登場もお楽しみに。
さらに日本人としては、伊坂幸太郎の小説を原作とし、日本が舞台というところでますます鑑賞意欲が掻き立てられます。物語の主な舞台は日本の新幹線。路線的には、東京から名古屋、京都、大阪、博多を結ぶ東海道新幹線です(この物語の終着点は京都)。私にとって帰省の際にいつも利用する路線とあって、駅の並びが正しいかチェックしながら観ました(笑)。“のぞみ”ではなく、“ひかり”の停車駅をもとにしているのではないかと思います。土地勘のある方は、駅や周辺の風景が実際のものと同じかどうか観察しながら観るのも楽しいですよ。新幹線の車内もオリジナルなので、観ていて新鮮です。
そして、何より素晴らしいのは激しいアクションシーンとコメディの絶妙なバランス。ブラピが演じるレディバグは悪運が強く、次から次へとトラブルに見舞われる様子がおもしろおかしく描かれています。さすが『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督ですね。また、アーロン・テイラー=ジョンソンが演じるタンジェリンと、ブライアン・タイリー・ヘンリーが演じるレモンのコンビがとてもキュート。凄腕なのにアホなやり取りが笑えます。これ以上は楽しみにとっておくために詳細は控えますが、豪華キャストそれぞれが演じるキャラクターは皆クセが強くて、豪快で爽快なハチャメチャ感が楽しめます。このスピード感と迫力はぜひ大きなスクリーンで、他の観客と空気感を共有しながら観ていただきたいです!

デート向き映画判定
映画『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット/ブライアン・タイリー・ヘンリー

デートムービーといえそうですが、アクションシーンは結構激しいので、ある程度相手の好みが把握できているカップルで観るほうが無難です。ただ、豪華キャストがこれだけ揃っていて、ブラピ達が来日して宣伝も目にしている方が多いと思うので、誘い易いのではないでしょうか。殺し屋同士の話というだけでだいたい内容は予想できるので、相手が大丈夫そうならデートで観るのも良いでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット/バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)

15歳未満の方は残念ながらまだ観られません。アクションとコメディが見事に融合した刺激的な作品なので、高校生以上の皆さんは存分に楽しめるでしょう。ハリウッド映画はあまり観たことがないという方にも、入門編として観て欲しいです。海外の方が作った日本の風景をお楽しみください。

映画『ブレット・トレイン』ブラッド・ピット/ジョーイ・キング/アーロン・テイラー=ジョンソン/ブライアン・タイリー・ヘンリー/アンドリュー・小路/真田広之

『ブレット・トレイン』
2022年9月1日より全国公開
R-15+
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人 ババンババンバンバンパイア【レビュー】

運命的な出会いから、銭湯に住み込みで働いている450歳のバンパイア森蘭丸(吉沢亮)は、銭湯の一人息子、李仁(板垣李光人)が童貞のまま18歳になるのを…

映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也 心理学から観る映画55:推し活がもたらす幸福感『君がトクベツ』

今や「推し活」「推し」という言葉はすっかり浸透しました。なぜ、人が推し活にハマるのかといえば、きっと幸福感があるからでしょう。そこで、今回は推し活が与える幸福感について、『君がトクベツ』のストーリーをもとに考えます。

映画『メガロポリス』アダム・ドライバー/ナタリー・エマニュエル メガロポリス【レビュー】

“ゴッドファーザー”シリーズ、『地獄の黙示録』など、映画史を語る上で欠かせない巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が、私財を投じて製作した本作は、40年もの構想を経て完成…

特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉 高畑勲展 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉 1名様 プレゼント

映画『ツイスターズ』オリジナルハンディファン 2名様プレゼント

映画『F1®/エフワン』ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス 映画『F1®/エフワン』【レビュー】

“地上版〈トップガン〉”という宣伝文句を謳っている本作は、『トップガン マーヴェリック』と同じく、ジョセフ・コシンスキーが監督を務め、ジェリー・ブラッカイマーが製作を…

映画『#真相をお話しします』桜井ユキ 桜井ユキ【ギャラリー/出演作一覧】

1987年2月10日生まれ。福岡県出身。

映画『秘顔-ひがん-』チョ・ヨジョン/パク・ジヒョン 秘顔-ひがん-【レビュー】

タイトルを見ただけでいろいろな想像が掻き立てられるので…

映画『28年後...』アーロン・テイラー=ジョンソン/レイフ・ファインズ/ジョディ・カマー 28年後…【レビュー】

ダニー・ボイル監督×アレックス・ガーランド(脚本)の最強タッグで制作されてきた“28”シリーズは、2002年『28日後…』、2007年『28週後…』と続き、本作で3作目…

映画『バック・イン・アクション』キャメロン・ディアス キャメロン・ディアス【ギャラリー/出演作一覧】

1972年8月30日生まれ。アメリカ出身。

海外ドラマ『アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実』アンドリュー・ガーフィールド アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実【レビュー】

本シリーズは、ジャーナリストのジョン・クラカワーが、アメリカのユタ州にあるソルトレイクシティ郊外の平和な街で1984年に実際に起きた殺人事件を基に書いたノンフィクション小説「信仰が人を殺すとき」を原作として…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ 映画好きが選んだトム・クルーズ人気作品ランキング

毎度さまざまな挑戦を続け、人気を博すハリウッドの大スター、トム・クルーズ。今回は、トム・クルーズ出演作品(日本劇場未公開作品を除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。

映画『プラダを着た悪魔』アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ 元気が出るガールズムービーランキング【洋画編】

正式部員の皆さんに“元気が出るガールズムービー【洋画編】”をテーマに、好きな作品を選んでいただきました。果たしてどんな結果になったのでしょうか?

映画『キングダム 大将軍の帰還』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/清野菜名/吉川晃司/小栗旬/大沢たかお 映画好きが選んだ2024邦画ベスト

正式部員の皆さんに2024年の邦画ベストを選んでいただきました。2024年の邦画ベストはどの作品になったのでしょうか?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『君がトクベツ』畑芽育/大橋和也
  2. 映画でSEL:告知1回目
  3. 映画『親友かよ』アンソニー・ブイサレートピシットポン・エークポンピシット

REVIEW

  1. 映画『ババンババンバンバンパイア』吉沢亮/板垣李光人
  2. 映画『メガロポリス』アダム・ドライバー/ナタリー・エマニュエル
  3. 映画『F1®/エフワン』ブラッド・ピット/ダムソン・イドリス
  4. 映画『秘顔-ひがん-』チョ・ヨジョン/パク・ジヒョン
  5. 映画『28年後...』アーロン・テイラー=ジョンソン/レイフ・ファインズ/ジョディ・カマー

PRESENT

  1. 特製『平成狸合戦ぽんぽこ』ふんわりキーホルダー正吉
  2. トーキョー女子映画部ロゴ
    プレゼント

PAGE TOP