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ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング【レビュー】

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映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ/ヘイリー・アトウェル

REVIEW

前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』から続くストーリーとなっており、シリーズとしては8作目となる本作は、集大成といえる内容となっています。過去作に繋がる話題が出てくるのはもちろんのこと、ちょっとしたサプライズもあり、シリーズを通して観ているファンにはたまらない演出が随所にあります。
そして、イーサン達の前に立ちはだかる問題もシリーズ最大級です。全世界が制御不能になってしまうかもしれない危機は、現代を象徴する危機ともいえて、いつ起きてもおかしくない感覚で観られます。さらに、今回はイーサンが究極の選択を迫られるだけでなく、世界の運命を握る立場にある人物も究極の選択を迫られます。お互いが信用することをやめ、牽制し合う緊迫した状態も、現代の社会情勢を映し出しているように見えて、一層緊張感を持って観られます。

シリーズ最難関といえるアクションシーンも1つのみならず複数あります。先日一行が来日して開かれた会見でのお話によると、どうやって撮っているのかわからないほどアクロバティックなシーンも、やっぱり実際にトムがスタントを自分でやって撮影したと聞いて驚きました。特に小型飛行機のシーンはアクションをしながら演じるだけでも超人的なのに、機内での撮影クルーの役割まで1人で担っていたといいます。イーサンに不可能なミッションがないのと同じで、トムにも不可能なミッションはないのだなと本作を観つつ、会見のお話を聞いて実感しました。
シリーズを振り返る要素がある点でもエモい上に、毎度純粋に観客を楽しませたい一心で、不可能を可能に変え偉業を成し遂げるトム・クルーズやクルーの皆さんの思いがヒシヒシと伝わってくる点でもエモい1作です。大きなスクリーンで観ないと本当にもったいないですよ。

デート向き映画判定

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ/サイモン・ペッグ

見応え抜群の娯楽超大作なので、デートで観るのにもピッタリです。シリーズ1作目は約30年前に作られ、長らく続いてきたシリーズであり、過去作は地上波でも幾度となく放送されてきたので、広い世代に知名度が高く、どんな世代のカップルでも馴染み易いのではないでしょうか。一緒にシリーズを振り返る機会も作ると、懐かしさで会話が弾みそうです。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ

前作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』だけでも事前に観ておくと、本作のストーリーにすんなり追いつけるでしょう。トム・クルーズの映画だからこそ観られる超人的なアクションシーンにワクワクし、チームワークを描いたストーリーには共感できるでしょう。若い世代の皆さんに、これぞ映画館で観る作品という醍醐味をぜひ味わって欲しいです。

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』トム・クルーズ

『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
2025年5月17日より先行公開/5月23日より全国公開
東和ピクチャーズ
公式サイト

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©2024 PARAMOUNT PICTURES.

TEXT by Myson


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