REVIEW

ラストマイル【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ラストマイル』満島ひかり/岡田将生

REVIEW

今回も相変わらず、前情報を入れずに鑑賞して、後からシェアード・ユニバースとなっていることを知りました。どうりで豪華キャストだと思ったんです!主役級の人気俳優が脇を固めていて、出演者だけ観ても何とも豪華な作品となっています。だから、何も知らずに観たほうがお得感が増すかもしれません。もし、現時点で前情報を入れていない方は下記は鑑賞後にお読みください。

映画『ラストマイル』大倉孝二/酒向芳/丸山智己

※下記には、映画公式サイトでは既に記載の情報ながら具体的な作品名を記載しています。

既に本作の公式サイトでは、『アンナチュラル』と『MIU404』が繋がるシェアード・ユニバースと謳われているので、ドラマファンの方は楽しみにされているでしょう。ドラマファンなら余計にこのシェアード・ユニバースにテンションが上がりますよね!でも、ドラマを一切観ていないならいないで、「え?何?なぜこんなに人気俳優がいっぱい出てくるの?そして、既にキャラや世界観が仕上がってるのはなぜ?」と別のテンションで楽しめます。

映画『ラストマイル』綾野剛/星野源/麻生久美子

そして、本作は何といってもストーリーがおもしろい!伏線が張り巡らされていて、推理をするおもしろさがあるのはもちろんのこと、私達の日常に密着した内容なので、すごく臨場感があります。だからこそ、エンタテインメントとして観る部分もあれば、私達の便利な生活は多くの方のおかげで成り立っていると実感でき、同時に身近で起こっている社会問題に目を向ける機会にもなります。

映画『ラストマイル』酒向芳/火野正平

世の中に浸透している“当たり前”だからこそ、危機的状況に陥った時、世の中は大混乱に陥ります。高度な技術で作業が自動化、効率化する一方、人間まで機械のようになってはいけない。こんな世の中で自分はどう生きればいいのか考えさせられる作品です。

デート向き映画判定

映画『ラストマイル』満島ひかり/岡田将生

ラブストーリーの要素はチラッとあるものの、メインではないので、逆にどんな関係のカップルでも観やすいと思います。伏線が張り巡らされているので、観終わった後に答え合わせをしたくなり、自然に会話も弾みそうです。豪華キャストが勢揃いしている点でも誘いやすく、初デートに観るのも良いですね。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『ラストマイル』満島ひかり

便利な宅配は私達の生活にすっかり浸透しました。本作を観ると、毎日大変多くの荷物が全国を行き交っている様子を知ることができ、物流大手の工場の中を社会科見学している感覚も味わえます。物流の仕組みがわかると同時に、働く人達の様子も観られます。フィクションでありながら、起こり得る問題を取り上げているので、仕事観について参考になる部分もありそうです。

映画『ラストマイル』満島ひかり/岡田将生/ディーン・フジオカ/大倉孝二/酒向芳/宇野祥平/安藤玉恵/丸山智己/火野正平/阿部サダヲ

『ラストマイル』
2024年8月23日より全国公開
東宝
公式サイト

ムビチケ購入はこちら

© 2024 映画『ラストマイル』製作委員会

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2024年8月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

【東京コミコン2025】オープニング:イライジャ・ウッド、カール・アーバン、リー・トンプソン、トム・ウィルソン、クローディア・ウエルズ、ダニエル・ローガン、ジョン・バーンサル、クリスティーナ・リッチ、イヴァナ・リンチ、ノーマン・リーダス、ショーン・パトリック・フラナリー、ジャック・クエイド、マッツ・ミケルセン、浅野忠信、ピルウ・アスベック、セバスチャン・スタン、ジム・リー、C.B.セブルスキー、フランク・ミラー、クリストファー・ロイド、中丸雄一(MC)、伊織もえ(PR大使)、山本耕史(アンバサダー) 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』一行や人気アメコミ出演者達が勢揃い!【東京コミコン2025】オープニングセレモニー

年末恒例行事となった東京コミコンのオープニングセレモニーを取材してきました。今年は過去最高といえるのではないかという数のスター達が来日してくれました。

映画『ズートピア2』 ズートピア2【レビュー】

さまざまな動物達が人間と同じように暮らすズートピアを舞台にした本シリーズは…

映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル エディントンへようこそ【レビュー】

アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスの2度目のタッグが実現した本作は、メディアの情報に翻弄される人々の様子を…

映画『愚か者の身分』林裕太 林裕太【ギャラリー/出演作一覧】

2000年11月2日生まれ。東京都出身。

映画『ペンギン・レッスン』スティーヴ・クーガン ペンギン・レッスン【レビュー】

『ペンギン・レッスン』というタイトルが醸し出す世界観、スティーヴ・クーガンやジョナサン・プライスといった名優がメインキャストに名を連ねていることからして…

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』水上恒司/木戸大聖/八木莉可子/綱啓永/JUNON(BE:FIRST)/中沢元紀/曽田陵介/萩原護/髙橋里恩/山下幸輝/濱尾ノリタカ/上杉柊平 WIND BREAKER/ウィンドブレイカー【レビュー】

にいさとる作の同名漫画を原作とする本作は、不良グループが街を守るというユニークな設定…

映画『ナイトフラワー』北川景子 北川景子【ギャラリー/出演作一覧】

1986年8月22日生まれ。兵庫県出身。

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年11月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年11月】のアクセスランキングを発表!

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 映画に隠された恋愛哲学とヒント集80:おしどり夫婦こそ油断禁物!夫婦関係の壊れ方

どんなに仲が良く、相性の良さそうな2人でも、夫婦関係が壊れていく理由がわかる3作品を取り上げます。

映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン マルドロール/腐敗【レビュー】

国民を守るためにあるはずの組織が腐敗し機能不全となった様を描いた本作は、ベルギーで起き、1996年に発覚したマルク・デュトルー事件を基に…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ズートピア2』
  2. 映画『エディントンへようこそ』ホアキン・フェニックス/ペドロ・パスカル
  3. 映画『ペンギン・レッスン』スティーヴ・クーガン
  4. 映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』水上恒司/木戸大聖/八木莉可子/綱啓永/JUNON(BE:FIRST)/中沢元紀/曽田陵介/萩原護/髙橋里恩/山下幸輝/濱尾ノリタカ/上杉柊平
  5. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP