REVIEW

野生の島のロズ【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『野生の島のロズ』

REVIEW

“シュレック”“マダガスカル”“カンフー・パンダ”“ボス・ベイビー”など、多くの人気アニメシリーズを世に輩出してきたドリームワークスは、2024年に30周年を迎えました。本作はその記念すべき作品として、ふさわしい内容といえます。

映画『野生の島のロズ』

ハイテク機能を搭載したロボットのロズは、運搬の際に漂流し、無人島に辿り着きます。その島にいるのは動物ばかりで、アシスト・ロボットのロズは、なかなか頼られる機会を得られません。そんな時、雁のひな鳥が卵からかえる瞬間に出くわし親代わりになります。そうして、ロズは雁のひな鳥にキラリと名付けて育てることになるものの、ロボットが弾き出す型にハマった方法では、キラリが空を飛べるようにサポートできず苦労します。

映画『野生の島のロズ』

ロボットとはいえ、ロズの子育てに苦労する姿は、人間の子育てにそのまま当てはめて観られます。むしろ完璧にマニュアル通りに遂行できるロボットの子育てとして描かれるからこそ、子育ての難しさが伝わってきます。

映画『野生の島のロズ』

本作はロズの子育てを通して子育ての難しさを描きつつ、根底では人間とは何かを表しています。そして、観る側が、感情が芽生えたロズに感情移入せざるを得ない状況になった上で展開されるクライマックスは、切なくもありつつ、自然の摂理を説いているように感じます。また、人間のように生きるロボットのロズを観て、逆に人間がロボットのようにマニュアル通りに、多様性に乏しく生きていることにも気づかされます。心に刺さる部分が多い本作は、子どもにも大人にもぜひ観て欲しいです。

デート向き映画判定

映画『野生の島のロズ』

テーマが深く見応えがあり、年齢を問わず観られる作品なので、初デートでも安心して観られます。子育てがテーマの一つとなっているので、これから家庭を持とうと考えているカップルや夫婦で観るのにもオススメです。子育ての方針を改めて話し合うきっかけになるでしょう。

キッズ&ティーン向き映画判定

映画『野生の島のロズ』

映像がとても綺麗で、楽しいだけでなく感情を揺さぶるストーリーなので、最初から最後まで集中して観られるでしょう。動物もたくさん出てくる一方、ロボットが主人公なので、興味を引く要素もいろいろあります。家族で観るのにも友達同士で観るのにもオススメです。

映画『野生の島のロズ』

『野生の島のロズ』
2025年2月7日より全国公開
東宝東和、ギャガ
公式サイト

ムビチケ購入はこちら
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

© 2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.

TEXT by Myson

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『新凱旋門物語』クレス・バング 新凱旋門物語【レビュー】

“新凱旋門”という通称をもつ“グランダルシュ”は、ルーヴル美術館のガラスでできたピラミットからシャンゼリゼ、凱旋門までを直線で繋ぐラインの先に位置するキューブ型の巨大なモニュメントです…

映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド デッドマンズ・ワイヤー【レビュー】

ガス・ヴァン・サント監督が映画化した本作は、1977年2月に、アメリカのインディアナポリスで実際に起きた、前代未聞の人質事件に基づいています…

映画『未来』山﨑七海 山﨑七海【ギャラリー/出演作一覧】

2008年6月27日生まれ。東京都出身。

映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬 キングダム 魂の決戦【レビュー】

本作でシリーズ5作目となりますが、勢いは止まりません…

映画『急に具合が悪くなる。』ヴィルジニー・エフィラ/岡本多緒 岡本多緒【ギャラリー/出演作一覧】

1985年5月22日生まれ。千葉県出身。

映画『サヨナラの引力』ク・ギョファン/ムン・ガヨン 映画に隠された恋愛哲学とヒント集81:恋愛は長く続けば幸せなのか

今回は、『オブセッション 災愛』と『サヨナラの引力』を例に、恋愛関係は長く続いたほうが幸せなのかを考えます。

映画『チルド』染谷将太 チルド【レビュー】

私達の生活に溶け込んでいるコンビニエンスストアは、角度を変えると、“特別な場所”なのかもしれません。その意味が本作を観ると…

映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ ヌーヴェルヴァーグ【レビュー】

“ヌーヴェルヴァーグ”(日本語に訳すと「新しい波」)とは、「1950年代後半のフランスで台頭した新世代の監督たちが、既存のルールに縛られず…

映画『オブセッション 災愛』マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ オブセッション 災愛【レビュー】

これはやばい(笑)。いろいろな意味で怖過ぎて、笑っちゃうおもしろさです。監督を務めたのは、1999年生まれの若き新鋭カリー・バーカー…

映画『リライト』篠原篤 篠原篤【ギャラリー/出演作一覧】

1983年2月1日生まれ。福岡県出身。

【映画でSEL】にたどりつくまでの道

今のあなたに必要な非認知能力を伸ばす【映画でSEL】プログラムのご案内

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集! 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!

今回は、私の研究で扱っている情動知能を取り上げます。非認知能力という言葉を聞いたことがあるでしょうか…

映画『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレック 映画好きが選んだ実在アーティストの伝記映画ランキング

今回は実在アーティストの伝記映画について、正式部員の皆さんに投票してもらいました。さまざまな有名アーティストにまつわる作品がある中で上位にランクインしたのはどの作品でしょうか?

映画『ズートピア2』 映画好きが選んだ2025アニメ映画ベスト

今回は、2025年に劇場公開されたアニメ映画について、正式部員の皆さんによる投票結果ベスト30を発表!2025年のアニメ映画ベストに輝いたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『四月の余白』一ノ瀬ワタル/上阪隼人
  2. 【映画学ゼミ第9回】「作品との心理的距離感に影響を与え得る情動知能」参加者募集!
  3. 映画『炎上』森七菜/髙橋芽以

REVIEW

  1. 映画『新凱旋門物語』クレス・バング
  2. 映画『デッドマンズ・ワイヤー』ビル・スカルスガルド
  3. 映画『キングダム 魂の決戦』山﨑賢人/吉沢亮/橋本環奈/志尊淳/神尾楓珠/山田裕貴/坂口憲二/豊川悦司/斎藤工/玉木宏/佐藤浩市/小栗旬
  4. 映画『チルド』染谷将太
  5. 映画『ヌーヴェルヴァーグ』ギヨーム・マルベック/ゾーイ・ドゥイッチ

PRESENT

  1. 映画『トイ・ストーリー5』Tシャツ
  2. 映画『だぁれかさんとアソぼ?』鎮西寿々歌(FRUITS ZIPPER)
  3. 映画『白パンと独裁者』ジャスパー・ビラーベック
PAGE TOP