取材&インタビュー

ボブ・ディランの音楽がいかに僕にインパクトを与えたかわかるはず『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ティモシー・シャラメ来日

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

第97回アカデミー賞8部門にノミネートされている『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランを演じたティモシー・シャラメが来日しました。厳しい寒さのなか多くのファンが詰めかけ待ち受ける会場に、おさるさんのぬいぐるみを首からさげたティモシー・シャラメが登場すると、一気に熱気が湧きました。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

ティモシー・シャラメ:
たくさんの方にお越しいただき、時間をとってくださって本当にありがとうございます。同じように時間をとって映画を観ていただきたいと思っています。ボブ・ディランは、自分にとっても大変意味が大きい、非常に素晴らしいアメリカのアーティストです。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

5年半のリサーチのなかで、アメリカ人のみならず、日本でもすごくたくさんファンがいることを知りました。そして、1970年代に日本中でコンサートが行われて、彼の今までの作品の中でも最高のレコードは実は日本でたくさん録音されています。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

そういった意味でもぜひ映画を観ていただきたいですし、観ていただければ僕にとって、いかにボブ・ディランの音楽がインパクトがあったのかというのを感じていただけると思います。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

これは自信過剰で言っているのではありません。自分自身も、そして共演したエル(・ファニング)やエドワード(・ノートン)、モニカ(・バルバロ)も皆、1万時間を費やして全身全霊で作った作品ですので、ぜひご覧ください。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

<日本のファンに一言>
本当に自分の人生を変えてくれたアーティストを発見しました。それがこの映画を作る時の自分の経験でもあったんです。ボブ・ディランが自分にどんなインパクトを与えたかというのは言葉に尽くせないくらいのものがあります。

共演者のエドワード、モニカ、エルそれぞれがキャラクターを演じる上で、同じようにキャラクターにそういったインパクトを与えられていると思います。結果、この作品は本当に独自のスピリット、魂、あるいは獣のような、本当にこの作品自体が一つの大きなものになっています。時間をとってでも劇場で観ていただく価値のある映画になったと自負しています。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

自分としては、そこに関わることを一つのミッションと感じていました。普段からアートというものは見ている方の解釈に任せるべきだと考えているので、ご覧になった時に僕と同じように感じられるかどうか、愛していただけるかどうかはわからないけれど、少なくとも観る価値のある作品ですので、ぜひご覧ください。

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:ティモシー・シャラメ

舞台上には、ボブ・ディランが初期に使っていたとされるギブソンのギターが飾られていて、「美しいギターですよね」とコメントしていました。前回の来日は『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の時でしたが、作品の役柄に合わせたファッションに身を包み、仕草や雰囲気もそのキャラクターを思わせるように登壇する姿にプロフェッショナリズムを感じます。本作でも見事な演技と歌を披露してくれているのでお見逃しなく!

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来日スペシャルレッドカーペットイベント:
2025年2月8日取材 PHOTO&TEXT by Myson

映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ティモシー・シャラメ

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』
2025年2月28日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

ムビチケ購入はこちら  
映画館での鑑賞にU-NEXTポイントが使えます!無料トライアル期間に使えるポイントも

©2025 Searchlight Pictures.

本ページには一部アフィリエイト広告のリンクが含まれます。
情報は2025年2月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『愚か者の身分』林裕太 林裕太【ギャラリー/出演作一覧】

2000年11月2日生まれ。東京都出身。

映画『ペンギン・レッスン』スティーヴ・クーガン ペンギン・レッスン【レビュー】

『ペンギン・レッスン』というタイトルが醸し出す世界観、スティーヴ・クーガンやジョナサン・プライスといった名優がメインキャストに名を連ねていることからして…

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』水上恒司/木戸大聖/八木莉可子/綱啓永/JUNON(BE:FIRST)/中沢元紀/曽田陵介/萩原護/髙橋里恩/山下幸輝/濱尾ノリタカ/上杉柊平 WIND BREAKER/ウィンドブレイカー【レビュー】

にいさとる作の同名漫画を原作とする本作は、不良グループが街を守るというユニークな設定…

映画『ナイトフラワー』北川景子 北川景子【ギャラリー/出演作一覧】

1986年8月22日生まれ。兵庫県出身。

映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人 映画レビュー&ドラマレビュー総合アクセスランキング【2025年11月】

映画レビュー&ドラマレビュー【2025年11月】のアクセスランキングを発表!

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 映画に隠された恋愛哲学とヒント集80:おしどり夫婦こそ油断禁物!夫婦関係の壊れ方

どんなに仲が良く、相性の良さそうな2人でも、夫婦関係が壊れていく理由がわかる3作品を取り上げます。

映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン マルドロール/腐敗【レビュー】

国民を守るためにあるはずの組織が腐敗し機能不全となった様を描いた本作は、ベルギーで起き、1996年に発覚したマルク・デュトルー事件を基に…

映画『消滅世界』蒔田彩珠 消滅世界【レビュー】

ジェンダー、セックスのどちらにおいてもこれまでの常識を覆す価値観が浸透した世界を描いた本作は、村田沙耶香著の同名小説を原作として…

映画『ナイトフラワー』森田望智 森田望智【ギャラリー/出演作一覧】

1996年9月13日生まれ。神奈川県出身。

映画『佐藤さんと佐藤さん』岸井ゆきの/宮沢氷魚 佐藤さんと佐藤さん【レビュー】

同じ佐藤という苗字のサチ(岸井ゆきの)とタモツ(宮沢氷魚)は、セリフにも出てくるように「結婚しても離婚しても佐藤」です…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ペンギン・レッスン』スティーヴ・クーガン
  2. 映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』水上恒司/木戸大聖/八木莉可子/綱啓永/JUNON(BE:FIRST)/中沢元紀/曽田陵介/萩原護/髙橋里恩/山下幸輝/濱尾ノリタカ/上杉柊平
  3. 映画『君の顔では泣けない』芳根京子/髙橋海人
  4. 映画『マルドロール/腐敗』アントニー・バジョン
  5. 映画『消滅世界』蒔田彩珠

PRESENT

  1. 映画『楓』福士蒼汰/福原遥
  2. 映画『楓』旅からはじまるトラベルポーチ
  3. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
PAGE TOP