REVIEW
おもしろい!いろいろユニーク!“プレデター”シリーズは“エイリアン”とのコラボ作品も含めて全作観てきたなかで、まだまだ新たな視点で描ける伸びしろがあると実感できます。
本作を手掛けたのは、『10 クローバーフィールド・レーン』で長編映画監督デビューを果たし、『プレデター:ザ・プレイ』、アニメーション版『プレデター:最凶頂上決戦』を手掛けたダン・トラクテンバーグ監督です。『プレデター:ザ・プレイ』や『プレデター:最凶頂上決戦』でも、キャラクターの魅力を存分に引き出し、激しくスピーディなアクションで観る者を魅了したトラクテンバーグ監督は、本作でその手腕が確実なものだと証明しています。本シリーズはアクションシーンが最大の見せ場といえるなか、キャラクターの特性を存分に活かしたシーンで最初から最後まで飽きさせません。

また、本作で唯一、俳優の姿で登場しているのはエル・ファニングです。彼女が演じるのはアンドロイドのティアです。ネタバレを避けて詳しく書きませんが、エルが演じるキャラクターにはさまざまな“顔”があり、本作の中だけでも幅広い演技で観客を魅了します。猛々しいイメージの“プレデター”シリーズに難なく溶け込むエル・ファニングのレベルの高さがわかると同時に、良い意味で彼女が出るだけでこれほど親近感のわく世界観になる点に驚かされます。
そして、主人公のプレデター、デクを演じたのは、ディミトリウス・シュスター・コロアマタンギです。本作では彼の素顔は観られませんが、デクの表情の豊かさから、ディミトリウスの演技力と、映像技術の高さを感じられるはず。また、ディミトリウスは「演技だけでなく、アクション、スタントのすべてを高レベルで成し遂げる逸材で、撮影ではプレデターの装甲を実際に身につけ、リアルなアクションに挑戦」(映画公式資料)とあります。彼が演じたデクもとても魅力的なキャラクターとなっているので、プレデターに共感する方も出てきそうです。
本作は、“プレデター”シリーズのファンはもちろん、初めての方も存分に楽しめる内容となっています。このスケールはぜひ大きなスクリーンでお楽しみください。
デート向き映画判定

2人とも“プレデター”シリーズが好きなら、存分に盛り上がれるはず。一方がまだ“プレデター”を観たことがなくても、本作から問題なく楽しめます。激しいアクションシーンが苦手でなければデートで観るのもアリでしょう。本作がシリーズを初めて観る方が前作を観るとどんな印象を受けるのかは未知数ですが、気に入ったら2人で前作を振り返るのも良いですね。
キッズ&ティーン向き映画判定

これまでの“プレデター”シリーズでは、人間が次々に倒されていく残虐なシーンがあり、その過激さからR指定がついており、キッズやティーンの皆さんが観られない作品もありました。でも、本作はR指定なし、別の惑星でのお話なので、少し心理的距離を保てる分、観やすいと思います。これまで描かれてこなかったプレデターの種族についても触れられていて、人間にも通じるストーリーが描かれています。ユニークで愛嬌のあるキャラクターも登場するので、きっと皆さんも楽しめるでしょう。

『プレデター:バッドランド』
2025年11月7日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト
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©2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
TEXT by Myson
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ドラマ批評
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情報は2025年11月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。





























