REVIEW

ソー:ラブ&サンダー【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ソー:ラブ&サンダー』クリス・ヘムズワース/ナタリー・ポートマン

アベンジャーズ/エンドゲーム』の時にうつ状態ででっぷりお腹だったソーのその後が気になっていた方も多いのではないでしょうか。そして、本作のビジュアルで「ジェーン(ナタリー・ポートマン)が新生マイティ・ソーになってるってどういうこと?」と思っている方も多いですよね。この辺りについては、劇中できちんと経緯が解説されるのでご安心を。さらに、ソーとジェーンの恋愛関係の変化について振り返るシーンもあり、本作にはテンションが違うシーンが入っているのも見どころです。本作は『マイティ・ソー バトルロイヤル』に引き続き、タイカ・ワイティティが監督を務め、今回は脚本も手掛けています。だから、笑いどころが満載。始めから終わりまでかなり遊んでいます(笑)。本筋とは違うシーンですが、注意して観て欲しいのが、劇中劇。見知らぬ俳優が演じているのかと思いきや、すごい人物が演じているのでお得感があります。ソーがやけに似ていると思ったら…という点もお見逃しなく。ぜひ映画を観終わってから誰が演じていたのか答え合わせをしてください。
本作は、雷神ソーの復活ともいえるストーリーで、再びマッチョなソーが見られます。戦闘服から覗く腕だけ見ていても、どれだけ身体を鍛えたかわかりますが、全身彫刻のような肉体美が見られるシーンがあります。これは絶対サービスカットとして入れたのだとわかるほど、仕組まれた演出でクスッと笑えますよ。同時にすっごくキレキレの身体で大きな筋肉がついているので凝視必至です(笑)。さらにソーを演じたクリス・ヘムズワースだけでなく、新生マイティ・ソーになったジェーンを演じたナタリー・ポートマン、ヴァルキリー役のテッサ・トンプソンもかなり身体を作り込んできたのがわかります。そんなマッチョな神チームの華麗なアクションシーンもふんだんにあるので、スカッとできます。
ロキが絡む時はしっかりした兄という印象ですが、本作ではとてもピュアで不器用なソーが観られます。もっというと、『ホワット・イフ…?』のパーティ王子的なテンションもあるので、ちょっとおバカに見えますが、ソーがとてもキュートです。とにかく見どころがいっぱいなので、さまざまな角度からお楽しみください。

デート向き映画判定
映画『ソー:ラブ&サンダー』クリス・ヘムズワース/ナタリー・ポートマン

本作はラブストーリー色が強く、カップルで観ると共感できるポイントが多いでしょう。気まずいシーンもあまりなく、どんなカップルのデートにもピッタリです。ベテランカップルでも初々しい気持ちを思い出すきっかけにできそうです。心にちょっと距離が出てきてしまったカップルや、1度は別れてしまったけどヨリを戻したい方は、一緒に観ると良い刺激になるかもしれません。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ソー:ラブ&サンダー』クリス・ヘムズワース/クリス・プラット

とにかくアクションシーンがカッコ良くて迫力があり、シリアスなシーンもあれば笑えるシーンもたくさんあるので、観ていて飽きません。そして、本作ではキッズが活躍するシーンもあるので、キッズやティーンの皆さんも自分が強くなった気分で爽快感を味わえるのではないでしょうか。友達と観ても、親子で観ても楽しめる内容なので、ぜひ誰かと一緒に観てください。

映画『ソー:ラブ&サンダー』クリス・ヘムズワース/ナタリー・ポートマン

『ソー:ラブ&サンダー』
2022年7月8日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

©Marvel Studios 2022

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智 ナイトフラワー【レビュー】

『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督が、“真夜中シリーズ”と銘打つ本作は…

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン 『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『Fox Hunt フォックス・ハント』一般試写会 5組10名様ご招待

映画『新解釈・幕末伝』山下美月 山下美月【ギャラリー/出演作一覧】

1999年7月26日生まれ。東京都出身。

映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作 もういちどみつめる【レビュー】

「18・19歳の厳罰化を目的とした、2022年の少年法改正に対して抱いた疑問から制作を始めました」(映画公式サイト、佐藤慶紀監督)とあるように…

映画『喝采』ジェシカ・ラング 『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『喝采』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『ヒックとドラゴン』メイソン・テムズ メイソン・テムズ【ギャラリー/出演作一覧】

2007年7月10日生まれ。アメリカ生まれ。

「Kodansha Studios 設立発表会見」野間省伸(株式会社講談社 代表取締役社長)、 クロエ・ジャオ(Kodansha Studios 最高クリエイティブ責任者)、 ニコラス・ゴンダ(Kodansha Studios COO) 映画業界に新風を吹かせられるか?2025新レーベル発足および官民の取組みまとめ

今回は近日発足された新レーベルと、官民の取組みについてまとめて紹介します。

映画『果てしなきスカーレット』 果てしなきスカーレット【レビュー】

細田守が原作、脚本、監督を担当した本作は、16世紀のデンマークの王女、スカーレットが主人公です。細田監督は…

映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ ブラックフォン2【レビュー】

2022年に作られたシリーズ1作目『ブラック・フォン』から4年後を描いた本作でも…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画学ゼミ2025年12月募集用 人間特有の感情や認知の探求【映画学ゼミ第3回】参加者募集!

今回は、N「湧き起こる感情はあなたの性格とどう関連しているのか」、S「わかりやすい映画、わかりにくい映画に対する快・不快」をテーマに実施します。

映画『悪党に粛清を』来日舞台挨拶、マッツ・ミケルセン 映画好きが選んだマッツ・ミケルセン人気作品ランキング

“北欧の至宝”として日本でも人気を誇るマッツ・ミケルセン。今回は、マッツ・ミケルセン出演作品(ドラマを除く)を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。上位にはどんな作品がランクインしたのでしょうか?

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ウェス・アンダーソン監督 映画好きが選んだウェス・アンダーソン監督人気作品ランキング

今回は、ウェス・アンダーソン監督作品を対象に、正式部員の皆さんに投票していただきました。人気作品が多くあるなか、上位にランクインしたのは?

学び・メンタルヘルス

  1. 映画学ゼミ2025年12月募集用
  2. 映画『エクスペリメント』エイドリアン・ブロディ
  3. 映画学ゼミ2025年11月募集用

REVIEW

  1. 映画『ナイトフラワー』北川景子/森田望智
  2. 映画『もういちどみつめる』筒井真理子/髙田万作
  3. 映画『果てしなきスカーレット』
  4. 映画『ブラックフォン2』イーサン・ホーク/メイソン・テムズ
  5. 映画『TOKYOタクシー』倍賞千恵子/木村拓哉

PRESENT

  1. 映画『Fox Hunt フォックス・ハント』トニー・レオン
  2. 映画『喝采』ジェシカ・ラング
  3. 映画『TOKYOタクシー』オリジナルパラパラメモ
PAGE TOP