REVIEW

アベンジャーズ/エンドゲーム

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』ロバート・ダウニーJr.

始まってすぐウルウルきて、途中はたくさん笑って、そして最後にまたウルウルきて、もう胸がいっぱい!映画そのものに感動すると同時に、こんなにスゴい映画を作り上げたという偉業を目にして、キャストはもちろん、裏方で活躍された方々の存在の大きさもすごく感じて、鳥肌が立ちました。劇中では、アベンジャーズのメンバーが力を合わせて戦うわけですが、映画を作っている人達、キャストもスタッフも同じく、驚異のチームワークでこの作品を作ったんだとしみじみ。そして平日の昼間なのに公開初日の劇場が満席で、皆がすごい集中力で観入っている状況で鑑賞したので、作り手、観客皆が1つになったという感覚があり、本当にスゴい映画を観てしまったなといろんな思いが込み上げました。
さらに、これだけ壮大なスケールで描いていながら、遊び心も忘れず、クスッと笑えるセリフや仕掛けも満載。常識を覆す演出も散りばめられていて、「どんだけファンを喜ばせたら気が済むんですか(喜)!」と言いたくなるはず。“アベンジャーズ”シリーズはもちろん、各キャラクターが辿ってきた作品、そしてドラマの『エージェント・オブ・シールド』や『エージェント・カーター』を観てる人、皆が何かしらビビッとくるシーンも細かく入れられていて、作り手のこの作品に対する愛情をすごく感じます。これまでの作品の“皆”が何かしらの方法で登場する集大成になっていて、ただおもしろかったという言葉では決して収まらない、「だから映画はやめられない」と改めて思わせてくれる最高傑作になっています。これぞ映画だというのを感じて欲しいので、できるだけ大きなスクリーンで観て欲しいです。

デート向き映画判定
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』クリス・エヴァンス

“アベンジャーズ”シリーズや、各キャラクターの過去作を一通り観ているほうがやはり何倍も感動する内容なので、2人の鑑賞歴に差がある場合は、予め2人で過去作を観てから本作を観るほうが良いと思います。とはいえ、関連作が大量にあるので、絞って観るとしたら、『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『アントマン&ワスプ』は最低限おさえておくと良いでしょう。『キャプテン・マーベル』も観ておいたほうが良いのですが、本作公開直前に公開が終了して、まだDVDやデジタル配信などもリリースされていないので(2019年4月26日現在)、観られるようになった時にぜひ観てください。なので、そんな先の予定も含めて、本作に関連する作品を一緒に観るために何度もデートができますよ(笑)。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』スカーレット・ヨハンソン

小学校高学年以上なら、桁違いのスケールとスピード感、そしてドラマチックなストーリーで飽きることは決してないので、上映時間の長さはあまり気にしなくて良いと思います。観終わった後は、パンフレットを買って、キャラクター達についてやこれまでのいきさつなどおさらいをするのもアリでしょう。仲間、家族の大切さを実感させられるストーリーで、本当に皆カッコ良いので、ぜひキッズやティーンの皆さんにも観て欲しいし、この作品を機に映画ファンが増えると良いなと期待しています。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』ロバート・ダウニー Jr./クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/ポール・ラッド/ブリー・ラーソン

『アベンジャーズ/エンドゲーム』
2019年4月26日より全国公開
ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト

©Marvel Studios 2019

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『ファンファーレ!ふたつの音』エマニュエル・クールコル監督インタビュー 『ファンファーレ!ふたつの音』エマニュエル・クールコル監督インタビュー

フランスで3週連続NO.1(仏映画興収/実写映画において)を獲得し、260万人動員の大ヒットを記録した話題作『ファンファーレ!ふたつの音』。今回は本作のエマニュエル・クールコル監督にインタビューさせていただきました。

映画『ひゃくえむ。』 ひゃくえむ。【レビュー】

魚豊著の『チ。 ―地球の運動について―』がすごく好きなので、絶対に本作も…

映画『お嬢と番犬くん』櫻井海音 櫻井海音【ギャラリー/出演作一覧】

2001年4月13日生まれ。東京都出身。

映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝【レビュー】

実に楽しい!良い意味で「なんじゃこりゃ?」というハチャメチャなノリなのに…

ポッドキャスト:トーキョー女子映画部チャンネルアイキャッチ202509 ポッドキャスト【トーキョー女子映画部チャンネル】お悩み相談「どうしたらいい出会いがありますか?」他

今回は、正式部員の皆さんからいただいたお悩み相談の中から、下記のお2人のお悩みをピックアップして、マイソンなりにお答えしています。最後にチラッと映画の紹介もしています。

映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ ザ・ザ・コルダのフェニキア計画【レビュー】

REVIEWこれぞウェス・アンダーソン監督作という、何から何までかわいい世界観でありながら…

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流 こんな事があった【レビュー】

2021年夏の福島を舞台に、主人公の17歳の青年のほか、震災後も苦悩しながら生きる人々の姿を…

映画『パルテノペ ナポリの宝石』セレステ・ダッラ・ポルタ セレステ・ダッラ・ポルタ【ギャラリー/出演作一覧】

1997年12月24日生まれ。イタリア出身。

映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ ブロークン 復讐者の夜【レビュー】

『工作 黒金星と呼ばれた男』『アシュラ』などを手掛けたサナイピクチャーズが贈る本作は…

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 この映画で問いかけたい「宝」とは…大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート後編

前回に引き続き今回は映画『宝島』の部活リポートをお届けします。後編では、事前に正式部員の方々にお答えいただいたアンケート結果について議論しました。今回も熱いトークが繰り広げられています!

映画『宝島』部活:座談会/大友啓史監督 ファストムービー時代の真逆を行こうと覚悟を決めた!大友啓史監督と語ろう『宝島』部活リポート前編

『るろうに剣心』シリーズ、『レジェンド&バタフライ』などを手掛けた大友啓史監督が<沖縄がアメリカだった時代>を描いた映画『宝島』。今回、当部の部活史上初めて監督ご本人にご参加いただき、映画好きの皆さんと一緒に本作について語っていただきました。

映画『宝島』妻夫木聡/広瀬すず/窪田正孝 沖縄がアメリカ統治下だったことについてどう思う?『宝島』アンケート特集

【大友啓史監督 × 妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太】のタッグにより、混沌とした時代を自由を求めて全力で駆け抜けた若者達の姿を描く『宝島』が9月19日より劇場公開されます。この度トーキョー女子映画部では、『宝島』を応援すべく、正式部員の皆さんに同作にちなんだアンケートを実施しました。

学び・メンタルヘルス

  1. 映画『ふつうの子ども』嶋田鉄太/瑠璃
  2. 映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』マイケル・ファスベンダー
  3. 映画『バーバラと心の巨人』マディソン・ウルフ

REVIEW

  1. 映画『ひゃくえむ。』
  2. 映画『ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝』ビル・スカルスガルド
  3. 映画『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』ベニチオ・デル・トロ/ミア・スレアプレトン/マイケル・セラ
  4. 映画『こんな事があった』前田旺志郎/窪塚愛流
  5. 映画『ブロークン 復讐者の夜』ハ・ジョンウ

PRESENT

  1. 映画『ホーリー・カウ』クレマン・ファヴォー
  2. 映画『ぼくらの居場所』リアム・ディアス/エッセンス・フォックス/アンナ・クレア・ベイテル
  3. 映画『ミーツ・ザ・ワールド』杉咲花/南琴奈/板垣李光人
PAGE TOP