REVIEW

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3【レビュー】

  • follow us in feedly
  • RSS
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』クリス・プラット/デイヴ・バウティスタ/カレン・ギラン

笑って、ウルッとして、笑って、ウルッとしての繰り返しで、最高の仕上がり!本作では、ロケット(ブラッドリー・クーパー)の謎多き過去が明かされる、とてもエモーショナルな内容となっています。同時に、ピーター・クイル(クリス・プラット)を始めとするメンバーは、ロケットのために奔走するなか、相変わらずのおバカなノリも健在で、シリアスなシーン、切ないシーンの中でも、ふいに笑いをぶっ込んできます(笑)。
一方、いつにも増してカッコ良いシーンもふんだんにあるのが見どころの1つ。本作では、ピーター・クイルはもちろん、グルート(声:ヴィン・ディーゼル)、ネビュラ(カレン・ギラン)、ドラックス(デイヴ・バウティスタ)、マンティス(ポム・クレメンティエフ)、クラグリン(ショーン・ガン)、コスモ(マリア・バカローヴァ)それぞれの見せ場が作られています。これだけの人数がいて、よくぞここまで上手くまとめたなと思います。そして、ポスターに写っているのでおわかりの通り、ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)も登場します。どんな形で登場するのかは乞うご期待。
また、本作を観ると、ガーディアンズが”家族”ということを改めて感じるはずです。こんなにクセの強いメンバーばかりで、時には言うことを聞かない面々が集まるチームであるにもかかわらず、お互いに迷惑をかけながらも不思議とまとまっているんですよね。お互いを尊重する姿、絶対に見捨てない姿に感動します。心の居場所があるってこういうことだというのをすごく表したシリーズだと思います。
あと、ガーディアンズのメンバーだけでも豪華ですが、ウィル・ポールターやシルベスター・スタローンなど、脇を固める面々も魅力的です。個人的にはウィル・ポールターの登場にテンションが上がりました。演技派の彼が演じるアダム・ウォーロックが本作でどんな展開を巻き起こすのかにも注目してください。2時間半があっという間に感じるほど、隅から隅まで楽しませてくれる本作。ぜひ大きなスクリーンでご覧ください。

デート向き映画判定
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ

MCUは人気が高いので、映画をたまに観る方なら知っていると思います。ただ、誘いたい相手が全く知らないのであれば、テンションに差が出てしまいそうなので、デートで観るより同じマーベル好きと観るほうが良いと思います。相手が少なくとも”アベンジャーズ”シリーズだけでも観ているなら、あとは”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズ前2作だけおさらいをすれば、一緒に楽しめるのではないでしょうか。相手も気に入れば、他のMCU作品も順に一緒に観て、共通の趣味を持てるかもしれませんね。

キッズ&ティーン向き映画判定
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』クリス・プラット/デイヴ・バウティスタ/カレン・ギラン

本シリーズのノリは、キッズやティーンの皆さんにとっても親近感が湧くでしょう。笑えるシーンも豊富なので、誰と観ても楽しく観られます。ただ、皆さんの世代ではピンとこない映画ネタもあるので、観ていて気になったら、後で調べてみると良いですよ。本シリーズは音楽もキャラクターの1つといえるくらい重要です。この曲がいいなと思ったら、エンドロールを注視して、後で調べてみると音楽の知識も広まって一石二鳥です。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』クリス・プラット/ゾーイ・サルダナ/デイヴ・バウティスタ/カレン・ギラン

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
2023年5月3日より全国公開
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト

©Marvel Studios 2023


関連作:“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”シリーズ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ1作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
Amazon Prime Videoで観る  REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』シリーズ2作目

ブルーレイ&DVDレンタル・発売中/デジタル配信中
Amazon Prime Videoで観る  REVIEW/デート向き映画判定/キッズ&ティーン向き映画判定

TEXT by Myson

関連記事
  • follow us in feedly
  • RSS

新着記事

映画『聖杯たちの騎士』ナタリー・ポートマン 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】演技力部門

イイ俳優ランキング【海外40代編】から、今回は<雰囲気部門>のランキングを発表します。錚々たる俳優が揃うなか、総合と比べてどのようにランキングが変化したのでしょうか?

映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』アキ・カウリスマキ キノ・ライカ 小さな町の映画館【レビュー】

本作は、フィンランドを代表する映画監督アキ・カウリスマキが共同経営者のミカ・ラッティと一緒に、地元である鉄鋼の町カルッキラに初めての映画館“キノ・ライカ”を作り、開業するまでの日々…

映画『ノーヴィス』イザベル・ファーマン イザベル・ファーマン【ギャラリー/出演作一覧】

1997年2月25日生まれ。アメリカ、ワシントンD.C.出身。

映画『雪の花 ―ともに在りて―』松坂桃李/芳根京子 『雪の花 ―ともに在りて―』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『雪の花 ―ともに在りて―』一般試写会 10組20名様ご招待

映画『クレイヴン・ザ・ハンター』アーロン・テイラー=ジョンソン クレイヴン・ザ・ハンター【レビュー】

主人公のクレイヴンは、原作コミックではスパイダーマンの宿敵として、ヴェノムに匹敵する強さを持つ…

映画『太陽と桃の歌』アイネット・ジョウノウ/ジョエル・ロビラ/イザック・ロビラ 太陽と桃の歌【レビュー】

REVIEW第72回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で見事金熊賞を受賞した本作は、…

映画『お坊さまと鉄砲』ケルサン・チョジェ お坊さまと鉄砲【レビュー】

かつてブータンは「世界一幸せな国」といわれていました。本作は、その理由や、民主主義、文明とは何かを改めて考えさせられる…

映画『ビートルジュース ビートルジュース』キャサリン・オハラ キャサリン・オハラ【ギャラリー/出演作一覧】

1954年3月4日生まれ。カナダ出身。

映画『インサイド・ヘッド2』 心理学から観る映画51:“インサイド・ヘッド”シリーズを感情研究の理論にあてはめて考える

「感情」はとらえ方が大変難しい概念です。専門家による感情に関する研究でも、さまざまな理論があります。そこで、今回は「感情」のとらえ方について代表的な理論を取り上げます。

映画『はたらく細胞』永野芽郁/佐藤健 はたらく細胞【レビュー】

シリーズ累計発行部数1000万部を超えるベストセラーコミックを実写化した本作は、まず…

部活・イベント

  1. 【ARUARU海ドラDiner】サムライデザート(カップデザート)
  2. 【ARUARU海ドラDiner】トーキョー女子映画部 × Mixalive TOKYO × SHIDAX
  3. 【ARUARU海ドラDiner】サポーター集会:パンチボール(パーティサイズ)
  4. 【ARUARU海ドラDiner】プレオープン
  5. 「ARUARU海ドラDiner」202303トークゲスト集合

本サイト内の広告について

本サイトにはアフィリエイト広告バナーやリンクが含まれます。

おすすめ記事

映画『聖杯たちの騎士』ナタリー・ポートマン 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】演技力部門

イイ俳優ランキング【海外40代編】から、今回は<雰囲気部門>のランキングを発表します。錚々たる俳優が揃うなか、総合と比べてどのようにランキングが変化したのでしょうか?

映画『グランツーリスモ』オーランド・ブルーム 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】雰囲気部門

イイ俳優ランキング【海外40代編】から、今回は<雰囲気部門>のランキングを発表します。錚々たる俳優が揃うなか、総合と比べてどのようにランキングが変化したのでしょうか?

映画『マイ・インターン』アン・ハサウェイ 映画好きが推すイイ俳優ランキング【海外40代編】総合

今回は、海外40代(1975年から1984生まれ)のイイ俳優の中から、昨今活躍が目覚ましい方を編集部の独断で80名選抜し、正式部員の皆さんに投票していただきました。今回はどんな結果になったのでしょうか?

REVIEW

  1. 映画『キノ・ライカ 小さな町の映画館』アキ・カウリスマキ
  2. 映画『クレイヴン・ザ・ハンター』アーロン・テイラー=ジョンソン
  3. 映画『太陽と桃の歌』アイネット・ジョウノウ/ジョエル・ロビラ/イザック・ロビラ
  4. 映画『お坊さまと鉄砲』ケルサン・チョジェ
  5. 映画『はたらく細胞』永野芽郁/佐藤健

PRESENT

  1. 映画『雪の花 ―ともに在りて―』松坂桃李/芳根京子
  2. 映画『リアル・ペイン〜心の旅〜』ジェシー・アイゼンバーグ/キーラン・カルキン
  3. 映画『モアナと伝説の海2』Tシャツ
PAGE TOP