「海外ドラマがたくさんあって、どれを選べば良いかわからない」という方に向けた本企画。第2回目の今回も、新作海外ドラマをピックアップし、ジャンルや内容が近い組み合わせで、作品情報と予告編を観て、それぞれの魅力を比較してみました。さらに今回は特別枠まで登場しますよ。ぜひ作品選びの参考にしてください。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』VS『スーパーマン&ロイス』
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』マーベル作品 | 『スーパーマン&ロイス』DC作品 |
■日常でもハルクの状態で登場していたので、元に戻れないのか気になる。 ■リーガル、コメディ、アクションの組み合わせが魅力的。女性の弁護士という定番人気のポイントも押さえている。 ■『アリー my Love』にアクションがプラスされたようなイメージ。 ■ティム・ロス、マーク・ラファロらが出演しているのが嬉しい。ベネディクト・ウォンが出ているということは、『ドクター・ストレンジ』の繋がりもあるのでは?このメンバーを脇役にして主演を飾るタチアナ・マスラニーにも期待。 ■サプライズゲストも登場しそう。 ■MCUシリーズとしての時系列が気になる。きちんと押さえてから観たい。 ■タチアナ・マスラニーがハルクの緑の状態でも綺麗。メイクはどうしているのか気になる。肌荒れしないのかちょっと心配。 | ■スーパーマンとロイスが親になっている家族の物語。 ■家族を持ったスーパーマンが悩み、葛藤する姿が観られそう。 ■思春期の子どもがいる人なら共感できる点もあるのでは? ■普段は優しいパパが、スーパーマンになって脅威に立ち向かう時の表情の違いがすごい! ■タイラー・ホークリンは、パパ役のイメージに合っている。 ■ロイス役のエリザベス・トゥロックが美人。ロイスがどう活躍するのか期待。 ■「エモーショナル・SFアクション」というキャッチがピッタリ。 ■思春期の息子達(双子)の恋愛にも注目。 ■悲壮感が漂っているのが良い。 ■舞台が田舎なのが逆に新鮮。 |
両作共アメコミで、アクション要素もある作品ということで対比し、それぞれの魅力を挙げました。「マーベルはユーモアがあり、DCは人間臭い感じが良い」などの意見も出ました。それぞれ従来のシリーズとは違う新しさも感じるので、結局どちらも観たくなりますね。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』
2022年8月18日よりディズニープラスにて配信中
公式サイト ドラマ批評
出演:タチアナ・マスラニー/マーク・ラファロ/ジャミーラ・ジャミル/ベネディクト・ウォン/ティム・ロス
アベンジャーズ最強の力と、弁護士として最強の頭脳をあわせ持つ、天下無双のマーベル・ヒーロー<シー・ハルク>彼女の願いは「ただ普通に仕事して恋をする」こと。けれども、そんな願いも空しく、超人専門弁護士に抜擢されてしまい、あのマーベル・ヒーローやヴィランたちによる騒動や、最強の<ハルク>の力を巡る巨大な陰謀に巻き込まれていく…。前代未聞のリーガルコメディ・アクション、いざ開廷!(公式資料より)
『スーパーマン&ロイス』
2022年9月7日よりDVDレンタル開始、ブルーレイコンプリート・ボックス発売/デジタルレンタル、ダウンロード販売開始
公式サイト
製作総指揮:グレッグ・バーランティ/トッド・ヘルビング
出演:タイラー・ホークリン/エリザベス・トゥロック/ジョーダン・エルサス/アレックス・ガーフィン/ディラン・ウォルシュ/エマニュエル・シュリーキー/エリック・バルデス/インディ・ナバレッテ/ソフィア・ハスミク/アダム・レイナー/ウォレ・パークス
赤ん坊のときに遠いクリプトン星から地球に送られてきた「鋼鉄の男」スーパーマン。スーパーパワーを駆使し、長年数々の邪悪な敵と戦い地球の平和を守ってきたが、普段は真の姿を隠し一般市民クラーク・ケントとして過ごしている。そのクラークが有名なジャーナリスト、ロイス・レインと結婚し、双子の男の子の父親に。スポーツ万能で明るく人気者のジョナサンと、内向的で精神的に不安定なジョーダン。地球を救う使命のために不在がちだったが、思春期に突入した息子達と向き合うため、家族と一緒の時間を増やそうと、自分が育った地方の町スモールビルに戻ることにする。やがて息子のひとりがスーパーパワーを受け継いでいるらしいことがわかり、息子達に自分がスーパーマンだと明かす。家族との新しい一歩を踏み出そうとした矢先、ロイスと敵対する大物実業家モーガン・エッジが、なぜかスモールビルの炭鉱に興味を示す。さらにスーパーマンを敵視する謎の男が現われる。(公式資料より)
『KLEO/クレオ』VS『Alma/アルマ』
『KLEO/クレオ』ドイツのドラマ | 『Alma/アルマ』スペインのドラマ |
■予告編の最後に実話だと出て驚いた!! ■ポップでオシャレ。可愛い雰囲気のある作品。 ■『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』っぽいイメージ。 ■時代設定が気になる。映画『アトミック・ブロンド』と同じくらいなのでは? | ■予告編が短かったため、あまり内容がわからず、まだまだ謎が多い。 ■予告編で登場したルーレットの意味は? ■登場人物達の表情が曇っているのが気になった。 ■公式サイトのビジュアルが意味深で気になった。 ■とにかくいろいろ謎な要素が多く、想像が膨らむ。 |
『KLEO/クレオ』はドイツ作品、『Alma/アルマ』はスペイン作品ということで、対比してみました。タイトルは両作品とも人の名前のようで似ているものの、全く雰囲気の違う作品で、タイトルだけではわからない魅力があるなと感じました。2作共知らないキャストが多かったため、編集会議では「どちらも内容勝負の作品!」という結論に至りました。
『KLEO/クレオ』
2022年8月19日よりNetflixにて配信開始
公式サイト
原作・制作:ハンノ・ハックフォート、ボブ・コンラート、リヒャルト・クロプ
出演:イェラ・ハーゼ/ディミトリー・シャート/ユリウス・フェルトマイアー
1987年。東ドイツ屈指のスパイのクレオは、あるシュタージ(秘密警察)工作員の代わりに、西ベルリンで1人のビジネスマンを暗殺します。ところが、彼女はたちまち逮捕され、シュタージからも糾弾され、実の祖父にも裏切られることに。やがて刑務所生活も2年が過ぎた頃、ベルリンの壁が突然崩壊し、クレオは釈放されます。間もなく彼女は、自分に対して仕組まれた陰謀は考えていたよりずっと複雑で、不吉な赤いスーツケースがすべての鍵を握っていることに気づきます。復讐に乗り出したクレオは、混沌としたベルリンや一夜限りのエレクトロクラブから、マヨルカ島のファームハウス、果てはチリのアタカマ砂漠へと導かれていきます。人生を懸けてこの事件に挑む西ベルリンの警察官、スヴェンもまた彼女の後を追うことに…。(公式資料より)
『Alma/アルマ』
2022年8月19日よりNetflixにて配信中
公式サイト
原作・制作:セルヒオ・G・サンチェス
出演:ミレイア・オリオール/アレックス ビジャサン/ポル・モネン
クラスメイトのほとんどが命を落としたバス事故。生き残ったアルマは病院で目を覚ましますが、何が起こったのか、自分自身の過去についてさえ、何一つ思い出せません。自宅は、身に覚えのない思い出であふれていて、記憶障害とトラウマが引き起こす夜驚症と不可解な幻影に悩まされることになります。アルマは他人としか思えない両親や友人の力を借り、事故にまつわる謎を解き明かすと共に、人生と自分自身を取り戻す戦いに身を投じます。(公式資料より)
『超サイテーなスージーの日常』VS『80日間世界一周』
『超サイテーなスージーの日常』 | 『80日間世界一周』 |
■“ドクター・フー”で可憐なローズ役を演じたビリー・パイパーが、全然違うイメージに!! ■純粋に内容が気になる。 ■『GIRLS/ガールズ』っぽい雰囲気を感じる。 ■どのくらい過激なのかが気になる。本国では賛否両論、Rotten Tomatoは95%! ■シーズン2の製作が決定しているのも魅力。 ■家族とは一緒に観づらそうなので、まずは1人で観たい。 | ■原作はSF小説家のジュール・ヴェルヌ。今までにも映像化が多数あり。 ■時代設定がどれだけ正確に再現されているのかに期待。 ■現代に合わせてキャラ設定をアレンジしている。 ■音楽が『DUNE/デューン 砂の惑星』『トップガン マーヴェリック』などを手掛けたハンス・ジマーなのが魅力。 ■製作費が66億円もかかっているので、気合いを感じる。 ■主演のデヴィッド・テナントの苦虫を噛みつぶしたような表情に注目。 ■家族でも安心して観られそう。 |
『超サイテーなスージーの日常』のビリー・パイパーと『80日間世界一周』のデヴィッド・テナントは、“ドクター・フー”シリーズに出ていた(シリーズは別)ということで、この2作を対比しました。『超サイテーなスージーの日常』は、過激さが話題の作品、『80日間世界一周』は上品な作品で、イメージがガラリと違う作品でした。どちらも特徴が際立っていて、ますます気になりますね!
『超サイテーなスージーの日常』
2022年9月5日よりスターチャンネルEXにて配信開始
公式サイト
脚本・製作総指揮:ルーシー・プレブル
製作総指揮:ビリー・パイパー
出演:ビリー・パイパー/レイラ・ファーザド/ダニエル・イングス/マシュー・ジョーダン=カウズ/ナサニエル・マルテッロ=ホワイト
15歳でオーディション番組に出演し、国民的スターになったスージーは俳優としてキャリアを積み30代半ばになった今、夫と一人息子と3人でロンドン郊外で田舎暮らしをしている。ある日、久しぶりに大きな仕事の話が入った矢先に彼女のスマホがハッキングされ、不倫相手と撮った赤裸々な写真がネット上に拡散されてしまう…。(公式資料より)
『80日間世界一周』
2022年9月16日よりスターチャンネルEXにて配信開始
公式サイト
製作総指揮・脚本・クリエーター:アシュレイ・ファロア
原作:ジュール・ヴェルヌ
音楽:ハンス・ジマー
出演:デヴィッド・テナント/イブラヒム・コマ/レオニー・ベネシュ/ジェイソン・ワトキンス/ピーター・サリヴァン
1872年10月のとある日、ロンドンの資産家フィリアス・フォッグが所属する紳士社交クラブ「改革クラブ」で、80日間で世界一周することが理論的に可能になったという新聞記事が話題になる。自分が“臆病者”ではないことを証明するため、フォッグは自ら実行してみせると豪語し、2万ポンドの大金を賭け、従者パスパルトゥーと共に出発する。妙な成り行きから、女性ジャーナリストのフィックスが同行することになり、3人の一行はドーバー海峡を渡って一路パリへ。果たしてフォッグたちは80日後のクリスマスイブまでにロンドンに戻ることができるのか―?!(公式資料より)
今回は、以上6作品を比較してみました。そして、「これは他の作品とは比べられない!」「別枠で紹介したい!」という要望から、今回は特別枠として『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』もご紹介します。
<特別枠>『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』
- 物語の舞台は、『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前という設定。鉄の玉座にまつわる、ターガリエン家の物語。
- 音楽が『ゲーム・オブ・スローンズ』と同じなのが嬉しい。
- 『ゲーム・オブ・スローンズ』より先にこちらを観たら内容についていけるのか心配。
- マット・スミスの長い金髪が似合う。肉体美&エロあり!
- ドラゴンの存在感がすごい。
- 俳優陣が魅力的。パディ・コンシダインの王様役にも期待。
- 女性が王位を継承できるのか?デナーリスの流れに繋がりそう。
- 1話目から血と肉、全裸、バイオレンス、ドロドロ全開!!(1話目を試写で観ていたマイソンより)
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』
2022年8月22日よりU-NEXTにて配信中
公式サイト ドラマ批評
共同企画・製作総指揮:ジョージ・R・R・マーティン
出演:パディ・コンシダイン/マット・スミス/オリヴィア・クック/エマ・ダーシー/スティーヴ・トゥーサント/イヴ・ベスト/ファビアン・フランケル/ソノヤ・ミズノ/リス・エヴァンス他
エミー賞史上最多59賞受賞と前⼈未踏の記録を誇り、エンタテイメント業界の歴史を塗り替え続けたHBOの⼤⼈気TVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』。その前⽇譚となる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、ジョージ・R・R・マーティンの⼩説『炎と⾎』を壮⼤なスケール感で映像化したスペクタクル超⼤作です。『ゲーム・オブ・スローンズ』から200年前を舞台にドラゴンを操るターガリエン家の物語が描かれます。(公式資料より)
全員一致で「これはおもしろそう!」「特別枠にふさわしい作品」という声が挙がりました。予告編でもスケールの大きさが伝わってくるので、本編への期待も高まります。
その他にも、『ミックスディッシュ』について、「スピンオフ作品なので、オリジナル作品も気になる」「シットコムは日本の文化に合うのだろうか?」などの意見も挙がっていました。
本企画では、海外ドラマの新作をピックアップして、どちらも観たくて迷っちゃう作品同士を比較式でご紹介していきます。次回もお楽しみに!
今回の編集メンバーPROFILE
クリス from トーキョー女子映画部正式部員
ブロガー(アメブロ)
インスタ隆盛前はモニターでいろんなものを試しまくって記事にしていた。今は映画と本の感想メイン。元々は洋画ファンだったが近頃は韓国ドラマの方がおもしろく思える。ブルース・リーとオーランド・ブルームに永遠の愛を捧げている。
シャミ from 編集部
映画好きの両親の影響で、子どもの頃から映画に興味を持つ。海外ドラマは、学生時代に『セックス・アンド・ザ・シティ』を観てハマる。ジャンルは、人間ドラマやラブコメが特に好き。その他にもSF、刑事もの、ゾンビ系など幅広く鑑賞している。
マイソン from 編集部
映画も大好き、海外ドラマも大好き。海外ドラマも製作国、ジャンルを問わず何でも観る。最近観終わったドラマの中で特にお気に入りは『ウェントワース女子刑務所』。現在は『エミリー、パリへ行く』『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『THIS IS US/ディス・イズ・アス』『ウォーキング・デッド』『グレイズ・アナトミー』『グッド・ドクター 名医の条件』『シカゴ・ファイア』『9-1-1 LA救命最前線』『ビッグ・リトル・ライズ』、MCU系など幅広く視聴中。
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トーキョー女子映画部では、毎月記事作成部活を実施し、正式部員の皆さん参加型の記事を掲載していきます。ぜひ皆さんもご参加ください!
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